金沢の「海月が雲になる日」

理想の場所をつくるために仕事をしている。そんな志をもったお店が旅行中は特に目につく。
富山の帰り訪れた金沢の「海月が雲になる日」もそんなところ。この東南アジア料理の店は、金沢の友人に教えてもらってから1年ほどSNSのアカウントをずっとみていたので期待値も高かった。料理の皿や食材のスタイリングがよいのはもちろん、定期的な告知の際に使われる画像も使い回しではない、お店の背後を取り囲むものが自然に出ていて興味をそそった。

当日は開店直後に一番乗りしたこともあり、この建物の中をうろうろしたり、意外と(?)気さくな店主といろいろと話すこともできた。食材や調理器具のことから始まって、近所の美味しいお店のことやら、大阪の中心地出身であるがあまり好きになれなくてここに居着いたことなどなど。 やがて予約客で席がうまり、各テーブルに料理が運ばれ、賑やかな時間が訪れるのかと思いきや、ただようのは静けさだった。これは客と店の非言語コミュニケーションの成立というべき充実した静けさ。緊張感と満足感で結ばれた食事の時間を深く味わった。今度は夜の食事にもいってみたい。一組しか取らないというが、その理由もいまはわかる。

今はテイクアウト営業をされているけど、そのパッケージもお店の世界観を保っててさすがです。