ついに大阪の新規感染者数が東京を超える。しかもぶっちぎりで。そんな中、水戸から出張にきた同僚がくれたgo toトラベル千円チケットで普段はなかなか買えない高価格帯の本を買った。四方田犬彦の新刊「われらが〈無意識〉なる韓国」。

普段古本屋にばかりいっているので、新刊を扱う大型店(ジュンク堂書店 大阪本店)は新鮮であった。ここに並べられた大量の書籍はすべて出版されたばかりの新品。しっかりとデザインされたものだけが並ぶプロだけの世界に圧倒される。いまや名刺やチラシ、パンフレットなどの印刷物やウェブサイトは、誰の品質チェックも介さず、自分だけの判断で好きにアウトプットまでこなせるので品質は玉石混交であるが、書店にならぶような書籍だけは営業・著者・編集者・デザイナー・装丁・写真・イラスト・印刷と、各部門の専門家が集まってつくるのだから、いまだに敷居が高いまま確固たる品質を保っている、新刊書籍がならぶ書架がつくる空間の気持良さ。

夜、Louis Philippe The Night Mailが新作を出すことを知り、さっそくThunderclouds(LP)を予約注文。今年はもう一枚アルバムを出していたよう。そちらのLPはすでにどこも売り切れ。AppleMusicには音源があったので、まずはそれを聴く。