6年ぶりに買い替えたiMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)

去年末の100億円あげちゃうキャンペーン「paypay20%バック」のポイントがはいってきたのでいま電子マネーなら5万円分!ある。ポイント還元対象の上限である25万円分まで買った私は後年2018年を決済アプリ元年として振り返るだろう。買い物の内訳のほとんどは27inchのiMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)。いまは家で仕事をしているわけではないので、RAWデータをストレスなく現像できる大きなディスプレイでしかない贅沢品なのだがやっぱり手元に制作環境は欲しくて。
以前つかっていたのは、わざわざ光学ドライブのついている旧モデルをオークションで落札した27inch Mid 2011(あのときすでに最新モデルのiMacには光学ドライブがなくなっていた)だったが、数年もたてばストリーミングサービス全盛の世の中となり、映像も音楽も納品データもディスクの存在はもはや過去のものとなった。Netflix、Amazon PRIME、Spotify、dマガジン、radiko.jp プレミアムと契約し、音楽、映画、雑誌、ラジオの新譜から旧譜までもうなんでもそこにある。我々はたった数百円で世界を手に入れた。そして世界を手に入れた私は退屈している。こんな体験も2018年のことだった。

0101駅のソバ

水戸駅北口すぐにある0101閉店のニュースを知った。最近は南口のエクセルに客を奪われてきびしそうであった0101だが、記事には46歳男性による「昔はよくデートしたり、プレゼントを買ったりしていたのでさみしい」…という言葉が添えられており、かつての繁栄を想像させる。この写真の豪華メンバーによるレコードもきっとそういう時代のもの。全国のマルイを全8番で紹介していく販促用非売品。もちろん水戸も歌詞に含まれる。

0101駅のソバ
作詞:石丸淳一
作曲:小林亜星
唄:小坂忠 シンガーズ・スリー
イラスト:和田誠

新聞 タバコ 駅の売店
マルイはみんな駅のソバ
電話はみんなマルイマルイ
柏 土浦 水戸 宇都宮
どうぞよろしく駅のソバ

水戸には1年4ヶ月住んだだけではあるけれど、この7番の地名には懐かしさを覚える。このレコードは水戸のレコードコレクターというかバーのマスターとトレードしたもの。今日は久しぶりに聴いてみた。

わたくしの水戸時代

半年間の水戸勤務になりました。と書いてから、1年が経って、まだわたしは水戸にいる。何故だ?

当時の社長はしりぞき、その他もろもろ根本的な変更があり、もうなにもかも白紙になった。従業員は無力だ。という思いを噛み締めて暮らしていたのが去年。
この間、いままで自分が都会育ちと思ったことはなかったけれど、あれが都会だったのだ…と、自覚せざるを得ない。
結局僕なんかも都会育ちで ピコピコだった。

ただ、水戸はもちろん都会ではないけれど、何もないというほどではなくて、ときどき面白い店もある。ディープなソウルバーや、ジャズ喫茶、信じられないほど豪華な出演者が演奏するライブ会場もあった。林正樹、大儀見元、村上ポンタ秀一。水戸芸で観たのはスガダイロー、山下洋輔。陶器に関しては笠間や益子が近いので、東京や大阪でも手に入らないものを作家から直に買えたりする。

“好きな場所が一つでも見つかると、街ごと好きになるような、そういう幸福な出会いで、一人ひとりの地図ができていくのだと思う。”

これをCREA 東京ひとりガイド。「世界で一番楽しい街は東京でした」の巻頭エッセイに書いた松田青子にはロマンティックをあげたい。

いまはもう水戸の暮らしにもなれて、この環境でのスタイルも身についた。水戸、人がいねえ(笑)という初期段階のとまどいを経て、静かな町でおだやかな暮らしをしている。
足るを知り、物欲はしずまる一方。ただし酒の量だけは増えた。

そして2年目の水戸。まだしばらくは水戸です。