夕食は韓国から送ってもらったレトルトとミッパンチャンで日本酒を飲む。酔っ払った勢いで四方田犬彦の中古本をメルカリで3冊買う。夜にも関わらず3者ともすぐに発送の連絡まできて圧倒される。1919年の小説「月と六ペンス」読了。

振替休日の火曜日はずっと部屋ですごす。昨日撮った写真の現像や、レコードを聞いて本を読むだけ。料理はすでに作り置きがあるの。何もしなくていい余裕の1日。
今読んでいるサマセット・モーム「月と六ペンス」は新潮文庫のプレミアムカバーのもの。黄色い紙でくるまれタイトルの箔押しが小さな文字ではいっておりシンプルであるが、特殊紙をつかっていることもあり確かにプレミアムである。このシリーズ、年ごとに色が変わるよう。黄色は2018年のもの。うちある「檸檬」もそうだった。この仕掛、集めたくなってしまう。

朝、EMSの集荷が玄関にきたついでに国際郵便の輸送状況などきく。アメリカへの発送は停止になっており、韓国日々状況が変わるという。郵便局のスタッフとしてもすべて把握しきれていないとのこと。人の移動がほぼできない今、国際郵便の量は想像を絶するに違いない。だんだんと余談が増えてきて、部屋から聴こえてくるジャズいいですね。とさらに余談は続きそうだった。

昼食のスパゲティ、麺を茹でるときに塩を入れるのを忘れてしまう。

昼から妻と阪神百貨店まで散歩。売り場はガラガラでスタッフの数が多く見える。地下の食料品はそれよりは人がいる。気に入っているワインセラーの店で試飲して3本購入。そのうち1本はその場で開けてもらってボトルをラッパ飲みしながらまた歩いて帰る。勤務を終え、帰りの電車駅へ向かう会社員を横目にガブガブのむ。

土曜日。冷え込むのでダウンジャケットを着て出社。ワールドスタンダードの新譜はHMVのサイトで予約していたが、入荷が確保できなかったようで遅延の連絡があった。店頭で買うのでキャンセルしたいと依頼をいれたができるのかどうか。
夜、パクチーとミンチをいれて目玉焼きを載せた焼きそばをつくっていたら韓国から突然電話があり、結果的に2時間のzoom飲み会になった。紹興酒1本空ける。韓国で日本料理の居酒屋をやる可能性についてなど。会が開けたあと、酔っ払ってすぐに寝てしまう。

金曜日。味覚がなくなったので昨日PCR検査を受けてきましたという同僚の告白を聞いてドン引き。会社に来るなよ。

振替休日の木曜日。午前10時に仕事中の友人に会い職場の不安な状況を聞いた。その足で、いつもより少し早めにきたぷらら天満では飲食業の方の買い出しと重なったのか、いつもより少し人が多い。厚揚げ豆腐をカートいっぱいに買い込むヴェトナム人は「もっと厚揚げ豆腐がほしい」と店内のスタッフに声をかけていて、ああ、またおまえかOKもってくるよ。というようなやりとりを見た。たくましい姿である。おそらく自分の店のための仕入れなのだろう。

この季節、キャベツやサンチュやごまのはなど根菜類が安くなってきた。野菜もたくさん買い込む。魚はマグロ、牡蠣、月日貝とハラス。それから鯛の切り身を進められたので買った。どういう食べ方がいいかきいてみたら、西京焼きやね。と返事。こんなやりとりが市場の醍醐味。昼は刺し身とハラスの塩焼き。

生物は早速調理して、ミートソースとカレーと西京焼きの下ごしらえとマッシュルームをにんにくをいれたオリーブオイルで煮る。

夜からはダンケでコーヒー豆を200g買い、シネマート心斎橋で「詩人の恋」を観た。時代設定がいつなのかはよくわからないが、グローバル化する前の韓国の雰囲気が残る、韓国人が描いた典型的な韓国人のキャラクターづくりがなされ、特徴的な罵倒語やビビンバの混ぜ方一つとってもすぐに分かる。荒々しい感情や下世話な生活をみせつつも後半からの展開は繊細なものがあり惹きつけた。主演はヤン・イクチュン。

夕食は西安麺荘でホルモンラーメンや小籠包、魚の辛いものも食べる。こんな時期でも相変わらず常連客が多く入店と同時に皆親しげな挨拶を交わしていた。自家製ラー油を買って歩いて帰宅。

振替休日の火曜日。朝から市場へ行こうとしたときに鍵がないことに気づき、1時間ほどさがしまわる。諦めてP&Bとビッグビーンズへ。

世間の3連休が終わり、明日はわたしの休み。全国NO1感染者数の大阪なのだから、土日祝出勤の平日休み。というスタイルはますます重要になってきた。
パイドパイパーハウスのTweetで知った、CyTimmons のリイシューの記事をみてこれもまた欲しくなる。2nd『The World’s Greatest Unknown』(’74)、3rd『Heaven’s Gate』(’98)。たしかにAlzoとKenny Rankinの音楽に近い。

ついに大阪の新規感染者数が東京を超える。しかもぶっちぎりで。そんな中、水戸から出張にきた同僚がくれたgo toトラベル千円チケットで普段はなかなか買えない高価格帯の本を買った。四方田犬彦の新刊「われらが〈無意識〉なる韓国」。

普段古本屋にばかりいっているので、新刊を扱う大型店(ジュンク堂書店 大阪本店)は新鮮であった。ここに並べられた大量の書籍はすべて出版されたばかりの新品。しっかりとデザインされたものだけが並ぶプロだけの世界に圧倒される。いまや名刺やチラシ、パンフレットなどの印刷物やウェブサイトは、誰の品質チェックも介さず、自分だけの判断で好きにアウトプットまでこなせるので品質は玉石混交であるが、書店にならぶような書籍だけは営業・著者・編集者・デザイナー・装丁・写真・イラスト・印刷と、各部門の専門家が集まってつくるのだから、いまだに敷居が高いまま確固たる品質を保っている、新刊書籍がならぶ書架がつくる空間の気持良さ。

夜、Louis Philippe The Night Mailが新作を出すことを知り、さっそくThunderclouds(LP)を予約注文。今年はもう一枚アルバムを出していたよう。そちらのLPはすでにどこも売り切れ。AppleMusicには音源があったので、まずはそれを聴く。

土曜日。AppleMusicで小沢健二の新譜をやっときいた。いまの声が聴けてよかったが、以前までの作品とくらべて録音のクオリティの格段に低いのがもったいない。
200円クーポンにつられて、ヤフーオークションで7インチを落札したが、取引をはじめてみると送料が880円と知りキャンセル。送料未定となっていたので、てっきり200円ほどで済むと思っていたが。悪い評価がついてもいいので、落札者都合でキャンセルしてくれと連絡。虚しいやり取り。きのうは200円クーポンを使ったつもりだったが、適用ボタンをおしていなかったようで反映されていたなかった。値段以上に落ち込む地味な落胆。
トランプの息子がcovid-19感染。思想的には父親とおなじようなタイプといい、ウィルス対策は軽視しているそう。