定時退勤後、開店して間もないらーめん砦へ。佐世保発のこのお店は魚介系のスープがとても美味しかった。胃もたれするようなこってりでないのがありがたい。”元祖貝白湯スープをベースとして、豚・鶏・牛・魚介・甲殻類など地域の厳選素材を融合” とのこと。ボンゴレ大盛のミニ丼のセットで1,000円。靭公園を通り抜けて中央線で本町駅から九条まで。昨日に引き続き、今日もシネ・ヌーヴォへ。大林宣彦監督作品さびしんぼうを観る。今作は誰がどうみてもすばらしい青春映画であって、カルトでもアングラでもない。富田靖子のいじらしい表情にみる青春の痛みと輝き。人を恋することはとてもさびしいから、だから私はさびしんぼう。エンディングの富田靖子が歌うショパンの別れの歌にはアイドルマニアが喜びそうな歌声とアレンジという印象を超えて胸に刺さるものがあった。編曲は瀬尾一三。夜、ふとんに入りながら谷崎潤一郎の陰翳礼讃を読み終える。