鉄のフライパンで餃子を焼くことは難しくて失敗ばかりしてきたけど油を多めにしたら過去最高に上手に焼けた。ここまでの失敗経験がようやく生きた。いけるで、いける!(まだ自信ないけど)。鶏のから揚げも昨日よりうまくできたし満足。ふたりで紹興酒1本開ける。

日曜日。台風は通過したものの朝は一時雨。午後から曇りのち晴れ。きょうもふたたび自転車でシネ・ヌーヴォへ。大島渚監督作品を二本連続鑑賞。「東京战争戦後秘話」は映画で遺言を残して死んだ男」のフィルムの景色を追いかける映画。脚本も間延びしているのでループする映像も退屈ではあるが、混沌とした時代にそぐわないラウンジ風の音楽はよくて、なんとか集中が途切れずにすんだ。
トレモロがきいたピアノ、パーカッションとベース、シタール。広い空間のアンビエンスがクールな音楽は武満徹。
二本目は傑作と名高い作品「絞首刑」。

20時退勤。昨日買ったキャベツは常温放置していたとはいえ早くも腐っていた。お好み焼きを作る予定が狂う。

土曜日。昼から電車でシネ・ヌーヴォではじまったATG特集。大森一樹監督 ヒポクラテスたちを観る。この作品は医学部を卒業した大森監督に対する批判「映画監督がだめになってもお前には逃げ道がある」に対する、苛立ちが動機になったという。豪華すぎるゲストに医学部卒の手塚治虫、北山修、そしてリハビリ老人役の鈴木清順。長身で甘い顔立ちの古尾谷雅人が堂本剛と共演していたあの剣持警部とはまったく気づかなかった。内藤剛志も若い。荒神橋が何度も映る京都の景色、高校の頃走っていた鴨川、そして気にはなっていたものの一度も訪れることがなかった喫茶店リバーバンク。終演後は監督のトーク。続けて「風の歌を聴け」も観た。真行寺君枝には村上春樹もほれこんで対談などしていたとは大森監督からの話。
ゲストも豪華なヒポクラテスたち

ブラジルの1000円シリーズのドリス・モンテイル/アゴーラと、弘大の空中キャンプで長谷川陽平がかけていたかまやつヒロシ/ティーンエイジ・ブギが届く。定価2000円+税の7インチ。高いけどポイントがあったのでなんとか。これからも高値安定だろうという音。夕食はゴーヤーチャンプルーとビール500ml。

先週今週と外食が続く。旅行の前後だからという原因はあるが、自炊はいちど途切れてしまうと立ち直るのに強い意志が必要になる。そして職場の近くの飲食店はおいしくて安い店が多い。