Tom Waitsと金沢もっきり屋とClosing Time

トム・ウェイツのことを初めて知ったのは高校生の頃に読んでいたメンズノンノ内の藤原ヒロシ a little knowledeだった。そこで紹介されていた1stアルバム、Closing Timeを初めて聴いたのは、美大生だったころの同級生の家だったと思う。「へえこんなんもってるんや〜」と思いながら、特に親しくなることはなかったものの印象深い。

当時20歳の自分にとってトム・ウェイツは老成した男であり、若者の背伸びしたい気持ちも満足させるような、酒と煙草と孤独を愛する夜の音楽であった。それがなんやかんやで20年。40歳の自分が聴くと、うわ、トム・ウェイツわっか!!!という具合であり、これはトム・ウェイツがトム・ウェイツになる前のトム・ウェイツやな。と酒で上気した顔でほざくようになった。20年の月日はさすがに人を変える。

このあいだの金沢旅行では、スターになる前のトム・ウェイツがライブをした「もっきりや」で当時のことを店主からきいた。客は埋まっていて、オール55ではみなでシンガロング。そんな伝説的70年代の光景があったという。

それからすぐ出会ったClosing Time日本盤。京都河原町丸太町の「本とレコード」にて。
Closing Time/Tom Waits

中野の朝、きのう教えてもらった中野氷川神社に立ち寄る。ランニングのついでに参拝する方がちらほら。なにか深い歴史がありそうな古い倉庫が気になるが、まだ蚊が多くてそうそうに退散。
東中野から中央線にのって御茶ノ水で下車。朝食を求めてぶらぶらと御茶ノ水まで歩く。おいしそうなカレー屋や餃子のスヰートポーヅ、喫茶店ミロンガなど行ってみたい店が見つかったが、どこもまだ開店前。仕方なくコンビニですませる。11時開店のディスクユニオンで買い物をしたあと、東京駅からこだまで浜松へ。ひかりに乗れなかったのが痛いがなんとか約束の時間の20分おくれで到着。
初めての静岡、初めての浜松をマッスルNTTに案内してもらう。ここにしかないところに行きたいというと、向かったのは「カフェレストラン ざぼん」と「中田島砂丘」。どちらでも最高の場所で最高の時間を過ごした。ざぼんのことはもう少し掘り下げてみたい。料理長、鳥岡孝昌氏とはどんな人物なのだろうか!?。このお店をつくりあげたすべてのスタッフに浜松ざぼん最高と伝えたい。

朝、歩いて数年ぶりの水戸芸術館へ。大竹伸朗「ビル景」を観る。

この展示会の情報は金沢旅行中に「オヨヨ書林 せせらぎ通り店」で知った。ふんわりした和紙全面に活版印刷を使った強い凹凸がある観音折の展示会案内は、これ自体が魅力的な作品である。開催は熊本と水戸だけ。

大竹伸朗のグッズの一つとして、水戸芸術館オリジナルTシャツというのもあったので買って帰る。大竹伸朗フォントはもう有名すぎて気恥ずかしいと思っていたけれど、このバックプリントの魅力には抗えない。かつて僕の住んでいた街、水戸。

水戸駅は、国体関連の賑わいで過去最高の盛り上がりをみせていた。水戸がねばっていた。

常磐線特急に乗って東京へ。新宿のディスクユニオンをはしごしたあと高円寺へ。夕食は、三鷹のみさき亭へ行きたかったが満席。電話できいた店主の声が懐しかった。時間を持て余したので中野のゲストハウスにチェックインしたあと、駅の北側を散歩。延々と続く巨大な飲食店エリアはどこも賑わっており、どこも魅力的であるがひとりでぶらっとはいるには気が引けて、インド料理屋でアルコールなしですませた。

食後、ふと近くに住む幼馴染に連絡をとってみたら、たまたま近くにいるというので奇跡の再会。夫婦の家で長々と昔話や近況を語った。

ついにヤフオクでアーロンチェアを落札する。2脚目を買うほど気に入ってはいるが新品は高すぎて、またしても中古品を選んだ。送料込みで45,420円。

今年2度目の水戸はちょうど「いきいき茨城ゆめ国体」開催と重なっていてホテルもとれないくらい賑わっている水戸だった。出張の目的は工場での写真撮影ということなので、まるで私はフォトグラファーである。

仕事を終えたあとは同僚と水戸の名店「かずこ」へ。ひさしぶりお会いできました。と言うと、「まだ死んでないよ〜」とはさすがである。隠しメニューである「かずこダンス」の張り紙は消えていたが、予約すれば披露はしてくれそうな雰囲気。でも絶対予約してね!その前に整形いくから!!と何度もおっしゃるかずこは今夜も輝いていた。あん肝(北海道産)も食べれて満足です。

退店後はソウルバーcosmic cafeでもりあがり珍しく朝まで過ごした。このメンツ!!! 21執念おめでとう。

風邪がしぶとく体調がよくならないので早退し、内科の午後診療開始直後に診察を受けて薬をもらう。薬代含めて1600円。風邪薬を買うのとあまり変わらない。ライフでPayPay払いをしたら1000ポイントバックがあたって嬉しい。

ふたたび佐世保カップルと夕食。いつもよく昼食をたべている職場近所のプテカ・ラ・ランテルナへ。ここは夜もおいしいしワインボトルの価格はお得感がある。料理もおいしい。またこんど、11月に九州で会おう。

カフェマーサで中空のテラス Vol,2 吉田省念・伊藤大地 (drums)・千葉広樹 (contrabass)・めめ (steelpan)/Special Guest : 奇妙礼太郎。最高のメンバーによる楽しい演奏。12月にもこのバンドで演奏があるという。新譜のカセットテープも購入。

日本橋で長崎ちゃんぽんを食べたあと、佐世保からのカップルと合流し、満員の味園ユニバースの会場で待ち合わせ。CHOICE 24: cero / tofubeats / パソコン音楽クラブ。寝ても覚めてもが聴けて満足。夕食は自宅近くの日本酒うさぎで。二次会は自宅で歌い踊り飲みまくる。飲みすぎた。

ケホケホ。咳がまだ止まらない。一日中自宅でコーディングと社内公認副業に精を出す。彼女はテアトル梅田で7時間18分の映画、サタンタンゴを鑑賞。