いつもより多めの米を炊こうとしたところ、火加減を間違えてやや固いものになってしまった。きょうのたけのこご飯はメインの料理になるはずだったがこれでは気が引けるので、別の機会にとっておきたかったマグロの漬けを出して体裁をととのえる。よる、散歩がてら近所の中之島公園へ。桜は満開を迎えているが人はまばら。

重いけどキャベツ1玉買っていい?と聞いた艶めかしい女。ぷらら天満にて目撃。市場の人の数はいつもどおり。たけのこや、こごみ、富山のホタルイカなど購入。夜は4世帯でビデオ飲み会。

メルカリへの出品と発送作業。レコード1枚の送料が710円というのはかなり割高に感じるが、この状況では感謝するしかない。

エイプリルフールじゃない現実世界の4月1日は「1住所当たり2枚の布マスクを配布」に対する佐々木俊尚(と三浦瑠璃)の肯定的なリアクションに驚いた日。世の中、色んな人がいる。「いつもの献立がごちそうになる」の佐々木俊尚が好きでした。
富山氷見で買ったsays farmのシャルドネを軽く一本空ける。

大林宣彦監督の訃報 2020年4月10日

大林宣彦監督の訃報を知る。はじめてみた映画は「時をかける少女」だったか。そのときはあまりのめり込むことがなかったが、
2年前、シネ・ヌーヴォで組まれた大林宣彦監督特集でhouseをはじめ、名作の数々をまとめて観てからはすっかりファンになり、最新作の「花筐」では現役監督としての強烈な存在感に圧倒された。更新され続ける斬新な手法と発想。あのスケール感はフィルム時代からの実験的な自主映画作家としてのキャリアがいまも息づいていることの現れ。現在の映画として実装する技師の力量も高いのだろうこれほど特異な作家性を保ちながら大衆映画としてヒットさせる大林組の組織力も感じる。

シネ・ヌーヴォで行われた監督の誕生日祝では戦争への思いや映画への愛情を直接聞くこともできた。あの時間は忘れられない。

名古屋で買った「さびしんぼう(富田靖子)」の7インチを聴く。サヨナラあなたと出逢えて嬉しかった。この音程のずれた歌唱を採用して完成させたとき、この映画は永遠をものにした!