長谷川博一「追憶の泰安洋行」読了。トロピカルダンディでデビューし、泰安洋行のアートディレクションを手掛けたヤギヤスオの、細部にゆるさが残るイラストを肯定する意識と、はらいそは完全にプロの仕事という評がおもしろい。確かに、はらいそまでが音楽的にはトロピカル三部作と呼ばれているはいえ、クラウンからアルファに移ってリリースされたはらいそはビジュアル面からだけでいうとまるでちがう。ある種のエキゾチズムは裏紙2色刷りのイラストのデザインが最終到達点まで行き着いていた。トロピカルダンディのファンキーなボツトラックの話もアルバムの制作背景として見逃せない話。自作自演の音楽家がアルバムを作るというのはどういうことか、興味が深まる。

自転車で北堀江P&Bでパンを買い、難波ルービックレコードで買い物。帰りに軽い雨にあう。夜は自宅で焼き肉。