火曜日。暑い。自宅と職場の自転車通勤の間だけでも。首にバンダナを巻く。

退勤後、自宅で食事を終えてから、20時からの映画を観にシネ・ヌーヴォへ。夜でさえ昼の暑さの名残がある。
内田吐夢監督「たそがれ酒場」は1955年の日本のドラマ映画。 内田吐夢監督の戦後復帰2作目の作品で、出演は小杉勇と小野比呂志など。 一軒の大衆酒場を舞台に、そこに集う人々が織り成す悲喜こもごもの人間模様をさまざまな音楽を織り交ぜながら実験的スタイルで描いた群像劇。という紹介。
わけありな酔客の背景は、だれひとりとして語られないまま混沌を混沌として描かれている。この時代では日本酒が圧倒的に人気の酒のようで、コップでがぶがぶ飲む姿が印象的。ウィスキーは今と同じデザインの角瓶。アサヒビールの星ラベルもあった。若い客だけがビールを飲んでいたのもおもしろい。映画は今日も満席であった。

22時ごろようやくすごしやすい気温になる。夜の靭公園のベンチでウィスキーの水割りを飲み、虫に刺されて帰る。