金曜日。振替3連休日最終日。いちばん熱い昼の時間から天牛書店の江坂店へ向かう。場所はざっと関大前。電車の乗り換えを間違えながら徐々に前進。駅からの徒歩15分間、太陽を浴びまくる。お店は閑静な千里山の高級住宅街にひっそりとあった。ビルの1、2階が売り場で天神橋店よりもかなり広い。専門書や風格のある本が充実しており、つやつやした最近の本は天神橋店にふりわけられているのかもしれない。値段はお手頃で1万円近く散財。多田智満子、四方田犬彦、大島渚、ラズウェル細木、などなど。CDやレコードも少しあり。吟味された品揃えになっていて、たとえDonnie Fritts / Prone To Lean (US)が1000円でおいてあった。
会計を済ませて、帰ろうと思ったら雷雨。ふたたび店内で物色し追加購入。重い荷物となった。コンビニで酒を買って、雨あがりの道を再び駅まで歩く。

P&Bへいったらお盆休暇中であった。ゆっくり休んでください。dankeでコーヒー豆を100g持ち帰り、レッドボーンでTHE INTRUDERS / Energy of Loveを購入。ベスト盤しか聴いたことがなかったので、William DeVaughn – Be Thankful For What You Got のカバーをしていたとは知らなかった。ハンバーグをこねる。つなぎなしのハンバーグは美味しいけれど一瞬で無くなってしまうミンチ1パック。

水曜日。振替3連休初日。灼熱の日差しの中、ディスクユニオンと天満市場へ。西日をもろにうける部屋の窓枠はやけどするほど熱い。夕食は明太子スパゲティ、岩海苔のせ。白ワインで酔っ払ったまま、20時ごろ、近所の友だちの家へ徒歩で向かい、手早く物々交換をおこなう。卵(蘭王)がぶどう(シャインマスカット)になった。

火曜日。暑い。自宅と職場の自転車通勤の間だけでも。首にバンダナを巻く。

退勤後、自宅で食事を終えてから、20時からの映画を観にシネ・ヌーヴォへ。夜でさえ昼の暑さの名残がある。
内田吐夢監督「たそがれ酒場」は1955年の日本のドラマ映画。 内田吐夢監督の戦後復帰2作目の作品で、出演は小杉勇と小野比呂志など。 一軒の大衆酒場を舞台に、そこに集う人々が織り成す悲喜こもごもの人間模様をさまざまな音楽を織り交ぜながら実験的スタイルで描いた群像劇。という紹介。
わけありな酔客の背景は、だれひとりとして語られないまま混沌を混沌として描かれている。この時代では日本酒が圧倒的に人気の酒のようで、コップでがぶがぶ飲む姿が印象的。ウィスキーは今と同じデザインの角瓶。アサヒビールの星ラベルもあった。若い客だけがビールを飲んでいたのもおもしろい。映画は今日も満席であった。

22時ごろようやくすごしやすい気温になる。夜の靭公園のベンチでウィスキーの水割りを飲み、虫に刺されて帰る。

振替休日の月曜日。引き続き異常に暑い夏。夕方からシネ・ヌーヴォへ。没後50年映画監督 内田吐夢「どたんば」鑑賞。炭鉱事故がテーマ。社会問題にのみ重点がおかれたものかと思いきや、映画としての面白さにも富んでいる。1957年作品。これは時代を超えた名作。


日曜日。内職仕事をしながら、大林宣彦監督の映画「HOUSE」の出演者が40年ぶりに再開し語る映像を見る。退勤後は久しぶりにゴカンへ。意外と人が多いのは、みなお盆休みだからか。ケーキを買って帰宅。夕食は昨日買ったハンバーガーを食べながらビールを飲んでいたらそれで満腹になってしまった。

20時から2020年「五山送り火」ライブストリーミングを見る。今年は点火される炎もソーシャルディスタンスで蜜を避けたものになり、大文字は6つの点となった。左大文字は1点の炎。目的を知らなければ形が見えてこない星座のよう。今年はあの世にこのご時世を伝えるような行事になった。不完全な形ではあるがこれでお盆が終わった。明日は振替休日日。

土曜日の出勤。初対面の部外者が会社での打ち合わせに名刺もマスクもなしにやってきた人がいたので、話を聞く前から軽蔑の眼差しであしらった。下の世界も底無し。自宅の殺虫スプレー噴霧完了にともない、床の雑巾がけもすませてすっきり。カレーとミートソースもしこんでしばらくの間、食事は安泰。ベッドのマットレスの裏面は予想以上に汚れていて、買い替えを考える。夕食はリゾット。たまにしかつくらないわりに上手くいった。明日バラの茹で汁も効いている。今日も暑い一日。

金曜日の休日。朝きいたレコードは、Mark Murphy ‎– Sings Dorothy Fields And Cy Coleman。1曲目がI love my wife。昼からは灼熱の中、シネ・ヌーヴォへ。祖母が住んでいた一乗寺下り松が舞台(ロケ地ではない)の映画、宮本武蔵 一乗寺の決斗を観る。監督 内田吐夢。京都の景色は今もうないけれど、地名は変わっていないので地元を実感する。三条大橋、五条大橋、白河、柳馬場、壬生などなど。天下統一の野心があるわけでもないのになぜ人を斬るのかを聞かれて「わからん」と答える愚直な武蔵のキャラクターがいまも人気の理由なのか。クライマックスの一乗寺下り松での決斗シーンは、劇中最大の緊張感を漂わせた後、最後はやや笑わせる。商人の豪邸日本家屋の見事さ、夜、薄暗い暗い中でのお茶の席の美術も映えていた。佐々木小次郎役には高倉健。映画は満席で補助椅子で観た。上映前には上映中にもマスクをしてくれというアナウンスもあり。

映画館をでて徒歩圏にあるサントラ専門レコード店「レア」へ。昔から名前は聞いていたが入店は初。遊郭のすぐそばにあるビルの2Fで、入り口にはここはホテルではありません。という張り紙がこの土地の雰囲気を伝える。店内の商品は珍しいものも多いがかなり高い。そんな中、1枚だけ購入。大林宣彦監督作品「HOUSE」のサントラ。リイシューもでたけれど、こちらは当時のもの。帯付き。

木曜日の休日。朝は妻と市場へ。ホワイトアスパラガスが一箱200円という出物あり。コンディションも良好。どういう経緯でこんな値段になったのか。近所の友人宅にもおすそ分けする。歩いてきてるならと、カップに酒を注いでもらって帰宅。
20:30からeisakuのzoomストレッチ1時間。レッスン後、こないだダレルが出ている映画「you got served」を観たよというと、俺も出てたよ!と、言われ、見直してみるとたしかにいた。決勝戦の5人くらいのダンサーのひとりとして。エンドクレジットにも名前があった。2003年のこと。小学校の友人がハリウッドデビューしていたとは。
食材が豊富になったので、とりあえずホワイトアスパラガスは茹で、定番のミートソースも作っておいた。

水曜日。新しいタイヤに交換した自転車で出社。夕食はデリバリーのピザを取りに伺い、半額で買う。しかし半額でも結構高い。brian wilsonのT-shirtsを着た人とすれ違う。ビールとピザをつまみながらNetflixで「You Got Served」を観る。ダレルがどこにいるかはわからなかった。21時から友人がやっている長崎県佐世保市のコミュニティFM「はっぴぃ!FM」を聞く。明日から2連休。