夕方、歩いて古書 象々へ。小山 清の二人の友を買う。夏葉社から出た『風の便り』が気に入って知った1911年生まれの作家。この時代の作品でも自分が面白く読めるものはある。夏葉社からの復刻はそんな気持ちにさせてくれるものが多いが、文芸レアグルーヴなどという惹句は似合わない。伝わるべき層にじんわり浸透しているように思う。

夕食はビビンバというかそぼろ丼。レトルトのコムタンと。
『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』くどうれいんを読み終える。ほのぼのさせない料理についての文章は新鮮な魅力がある。最後の対談では尖った感性を全開にして噛み付くので本編とやや印象が異なる。料理をするとおといっても向き合い方は人さまざま。「生活のため、趣味のため、仕事のため」と、あえて分類するなら、自分の立場は明らかに趣味よりである。

朝から大量の荷物を持って京都へ。両親の仮住まいの家へ寄ったあと、100000tで売却して7000円。WORKSHOP recordsにも寄る。「Frank Zappaってどれから聴いたらいいですか?」と聞いたお客さんに対して「”overnite sensation”か”hot rats”かなー」と店主。わたしは”Cruising With Ruben & Jets”をきっかけに好きになれた。トラドラレコードでBunky and Jakeの1stを購入。包丁研ぎ依頼していた有次はまさかの休業。緊急事態宣言中の営業はないとのこと。
PELGAGでは閉店後の20時から料理の撮影に勤しむ。大皿とアラカルト。黒と白のバック紙で俯瞰と横のバリエでかなりの量になった。テーブルに山盛りになった料理は撮影後の食事。男の友人がつくった料理を食べるというのは案外ない体験である。弁当をもたせてもらい、終電で帰宅。

京都四条河原町の高島屋前でコロナ騒ぎはマスコミが作り出した嘘。っていう主張をわりと組織化された人達が主張していて、あれは初めて見た。大阪ではまだ見てない

野外で元同僚とワイン1本とハンバーガー、カツサンドという今夜の夕食。10年前と同じようなことしてるな。と笑いあう。21:30解散。妻は出張。

こどもの日は終日雨。昨日出かけておいてよかった。新聞はビニールにくるまれて届いた。

晴れ。昼から御堂筋線にのって緑地公園へ。駅は複合テナントビルに直結しており便利である。コンビニとファーストフード店を通り過ぎると新緑に輝く公園が待っている。はじめて見かけたEBISUの黒ビールを飲みながら気持ちの良い風に吹かれる。それから近所のblackbird bookと天牛書店でほろ酔いのままたくさんの本を買う。満足の15,000円。服部緑地公園は家から距離はあるものの、乗り換えなしでこれるのはありがたい。次は乗馬をしよう。

また強い風。雨がふらない間に市場へ。人は少なめ。マグロの喉肉、豚肉、中国食材と調味料を買う。昼は西安麺荘で食べた魚水煮を真似て作った。日本語のレシピを参考にしたが、香辛料の量を躊躇してしまってどことなく鍋っぽくなった。最後にうどんを入れたときに完成した味になったが、これは本格中華ではない何か。でも満足。ビールを飲むように紹興酒を飲んで昼寝。外は予報通りの雨が降っていた。夕食はアクアパッツァ。はまぐりの出汁が美味しくよい出来。バゲットと白ワインがどんどんなくなる。このメニューはもう手のうちに入れた感があり、今後家族や友人を招いて一緒に食べたいと思わせる一皿。が、そんな日はまだ遠いのだろう。不安定な天気が続いた2日間。

GW初日。5連休とは言え特に予定はない。ただただ風が強かった。網戸が右から左へスライドするくらい。そして雷雨。メルカリに出品した本は一瞬で売れて、速攻でポストへ。というのが唯一の外出。岸政彦「断片的なものの社会学」を読了。