金曜日は3週連続有給。昼から中之島美術館へ。「みんなのまち 大阪の肖像」だけを観ようとしたが、セット割で300円割引です〜の言葉に惹かれて「モディリアーニ ー愛と創作に捧げた35年ー」もついでに観る。

新しく出来たばかりの美術館ということもあり、とても快適な空間でここにいるだけで期待感が高まってくる。天井が高く各フロアごとの分断が感じられない立体的なつくりで、階段やエスカレーターの角度も浅く自然にこの建物を周遊できる。

「みんなのまち 大阪の肖像」の展示は主に絵画、写真、ポスターをはじめ、大阪中之島美術館の多岐にわたるコレクションによるもの。1920年頃の大阪の輝きは今以上に魅力的で活気がある。大大阪と言われた時代は人口も日本一を記録したという。同じ場所に残る中央公会堂や大阪城などその歴史をとどめているものはまだ大阪の中心地でも点在しているので、身近に感じられるものも多かった。そして戦前、戦中という時代についても。戦意高揚のための早川良雄のポスターは初めて見た。

モディリアーニは人気で平日の昼間にもかかわらず人も多かった。ちょっと着飾ってくる場所としても楽しんでいる方が多くてそれもよかった。最後は少し早足ですませ、シネ・ヌーヴォへ向かう。15:20からラナゴゴベリゼ「金の糸」を観た。ゴゴベリゼ監督の映画は三世代すべて観れるだけみたいと思った一本。