有給のつもりが、はずせない打ち合わせが入ったので出勤。急いで仕事を終えた後、夫婦ともにjil sanderの服に着替えてフェニックスホールでのattacca quartetのコンサートを観に行く。到着したのは開演ぎりぎり。さっそく演奏がはじまりメンバーの顔をみていたら、なぜかアジア系の人がいて不思議に思っていたら、パンフレットに説明があった。ヴィオラ奏者 ネイサン・シュラムは家族の不幸による事情のため不参加。代わりに牧野葵美が出演。

“アタッカ・クァルテットは、急な出演を決断してくださった牧野葵美氏に、深く感謝いたします。”(アタッカ・クァルテット)
Owing to a death in the family, violist Nathan Schram sadly cannot attend this performance. Attacca Quartet are extremely grateful to Kimi Makino, who has been able to join the quartet in this performance. (Attacca Quartet)

いつもの4人の演奏とは勝手が違うものだったにせよ、多彩な演奏方法とアンサンブルを魅せ、いわゆるクラシックの枠を超えた音楽を聴かせた。チェロのアンドリュー・イー (Andrew Yee)は演奏中のアクションが大きくて印象にのこる。アンコールではフィリップ・グラスの曲も。終演後のメンバー同士の抱擁は実感がこもっていた。集客は1階は埋まっていて2階はパラパラという感じ。終演後、牧野さんが仲間内と談笑していて、よかったでしょ!とドヤ顔。よかったです!

会場を出て22時前。飲食店を探しながら家に向かって歩いていると結局なじみの店に引き寄せられ音凪へ。おふたりとももう元気に営業中。22時をすぎてもちょこちょこ常連がやってきて、東京と大阪、もんじゃやきとお好み焼きについて熱く語っているのを横で聞きながら笑いを堪えていた。大阪に住んでいてもなかなか耳にすることのないコテコテの大阪人の会話。