妹夫婦の新居に行ったとき、リビングモニタの動画履歴にフジファブリックがあったのを思い出して仕事中にAppleMusicできいてみた。選んだアルバムは必聴と紹介されていたTEENAGER(2008年)。いままで意識して聴く機会はなかったのになんとなく馴染み深い印象を受けたのは、全体的に奥田民生とくるりっぽいところがあったから。ただ、バンドのトップソングにもなっていたアルバムの4曲目の「若者のすべて」についてはどこかできいて知っていた。失われた過去を自問自答し逡巡するこの淡い歌詞はきっと誰しもの忘れられない思い出をくすぐる。自分の思い出の曲ではないけれど、しばらく無言になってただ聴き入ってしまった。飾り気のないMVでの志村の表情もこの曲が持つ儚い感情を増幅させる。そんなフジファブリック再発見はしかし、実はもっとよく知っている曲があった。あのモテキのオープニングテーマとしてなんどもなんどもきいていた「夜明けのBEAT」だ。こっちのほうが同時期に観ていたので思い入れがある。

どいつもこいつも楽しそうにしやがって!
大して音楽なんて興味もないくせに……
大体なんで友達とつるんでフェスに来るんだよ!
特にカップルで来てる奴ら!
死ね!
死んでしまえ!

淡い思い出ではなく、モテキ(お下劣)を連想させたフジファブリック。「若者のすべて」も「夜明けのBEAT」も共に作詞・作曲、志村正彦。

完全自宅勤務+一歩も外へ出ない一日。昼も夜も作り置きのものでなんとかしたし今日の巣ごもりレベルは高い。明日は有給。