自宅でワインを飲みすぎてすぐに寝てしまう。夕食はパンで終わり。山田稔「あ・ぷろぽ―それはさておき」読了。

代休の平日。P&Bでパンを買い、ハンキーパンキーでレコードを買い、ダンケでコーヒーを飲んだ。久しぶりのこの感じ。昼からは雨。
15時からは部屋のインターネット回線工事の立会。おもったより長引いたので雑談をしつつ作業を見守る。接続できなかった原因は、あるべき回線が別の部屋に繋がっていたという落ち。いつもながら想像以上ですグローバルコミュニティ。いつもどおり管理会社の担当者XXXの悪口で盛り上がる。

日曜の休日出勤。仕事はあまりはかどらず。退勤後、ワインとパンを買い、中之島公園で飲む。4時間飲み続けた。social distancing wine drinking。熱くもなく寒くもなく。野外で過ごすのにいい季節。

夕食は冷蔵庫の生の魚を一気に調理。コチュジャンのソースを和えた焼き穴子と、焼いた太刀魚にフェンネルのソースをかけたもの、帆立貝のバター焼き。副菜は昨日の残り。従業員にコロナウィルスの罹患者としか思えない症状発生。自宅待機4日目。こんな状況において度重なる出張にいかせた会社の責任は重い。「医療従事者の皆様に感謝しますのメッセージ」に反吐が出る。早く逃げろ!

見た目も味も個性的なミル貝(ミルクイ)を食べる

市場は偶然の出会いを求める場所。きょう買ったのはまず見た目がやばいミル貝。1300円の品なので高級食材であるが、外出自粛を求められる今は新しい食材に挑戦する時期でしょう!
冷蔵庫に入らなかったのでしばらくペット。かなりでかい。


調理方法については店頭にいたスタッフもよく知らないようだったけれど、さがせばすぐにでてくるし、特に難しいところもない。

バターナイフで貝殻から身を取り外して、男性器かつ女性器というよりほかないミル貝の形状を堪能したあとは、肝(俗称金玉とYouTuberは言った)をとりはずし、男性器の方を熱湯に数秒つけて皮を剥く。この瞬間がある意味、調理のハイライトか。

塩でぬめりを洗い落としたあとは、茹でて消毒した貝殻に盛り付けて完成。

ミル貝の味は海を食べているような酒を呼ぶ濃厚な味わいでおいしい。気分が高ぶっているので、なお酒がすすんでしまう。

昼食は海鮮をフェンネルソースで和えたスパゲティ。貝柱が効いている。きのうのミルクイの肝も。夕食は鯖の煮つけ、だし巻き、金時草の辛子味噌和え。夜はEISAKU OTAのzoomでのストレッチレッスンを1時間と電話。けっこう激しくやったので明日は筋肉痛になるだろう。トレーニングの最中、向かいのホテルの窓からこちらを不思議そうに見ている従業員が見えた。さぞかし奇妙だったろう。明日からの週末も休日出勤。

10年ぶりの歯医者通い。3ヶ月9回におよぶ通院がやっと終わった。

神経痛の原因が奥歯にあるような気がして歯医者をさがした。大阪の歯医者は初めてだったので、近所のものを調べたらやけにデザインレベルの高いサイトがあってとりあえずそこを選んだ。

真新しい病院、最先端の設備、レントゲン室、大きなディスプレイ、ガラス張りの診察室、若い女の先生と歯科衛生士。フロントもほぼ女性スタッフであり、全員が自分より若い。

京都の地元にいたときに通っていた歯医者は、小学生の頃から集団診察をしてもらったベテランの町医者の先生(男)だったので、その違いに不安を感じたり、歯科医院のレビューにいくらか不安を覚えたが通わないとはじまらない。

最初のヒアリングをうけてレントゲン。初診で発覚した虫歯と親知らずの対策。これからのプランの提案を受けて一度通い出すともう否応なしに通い続けないといけない雰囲気になってしまった。まずは全4回におよぶ麻酔をした歯石取り。虫歯治療。この間、徐々に初期の不安はうすれ、そのうちに冗談を交えて話すような関係にまでなり、芽生えはじめた信頼感。ついに親知らずの抜歯を決意するまでになった。

下の歯の抜歯はやはり難抜歯となり、うーんなかなか抜けないですね。グッ、グッ、うーん。割って抜きましょう。と探り探りの様子が恐ろしかったが、強い麻酔をかけられたわたしは止めてくれ!というわけにもいかず、信じて耐えるしかなかった。その間、これからの人生、大きな病気をしたときにはきっと自分より若い先生に命を預けるのだろう。という思いにも浸った。

抜歯は無事終わり痛み止めを飲む日々を経て術後の抜歯も終わった後は続いて上の親知らずも抜いた。こちらはあっというまで手術もなし。これで10年ぶりの歯医者通いは3ヶ月9回で終わった。親知らずの抜歯や歯茎からの出血という長年の懸念事項からすっかり開放されたのは気持ちがいい。

その後、友人知人に定期的な歯医者通いをしているか?と聞いてまわったところ、かなりの確率で通っているという返事があり驚いた。もちろん絶対にいきたくない。という人もいたが少数。
私はもうすっかり歯医者の信者になったので、歯磨きのあとはフロスもするしこれからの定期検診にも通う。高額なインプラント治療は避けたいという老後を視界にいれたケアが始まった。

平日の代休。昼からひさしぶりに営業を再開したディスクユニオンへ。入り口の注意書きには「マスク必須、30分の滞在時間制限」という物々しい看板がある。商品はガラッと変わっていていいものがある気もしたが、今はまだたくさんの人がふれたレコードを触る気になれず気持ちがのらない。何も買わずに退店し市場へ。今回の一番の目玉は大きなミル貝。高級食材といえる1300円。その他にはタチウオ、貝柱、そして韓国産の穴子。意外と韓国産の魚介類というのも流通している。休みとはいえ、買い出しにいって料理をしていると特にのんびりする時間もないまま一日が終わる。

市場で買ってきた穴子は身がつるつるしていてぬめりはなく、手にとったときの触感はキュッとした感触がある。この意外な印象は下処理した魚屋の丁寧な仕事の賜物か。代金の受け渡しの際、店主は「天ぷら?」と聞いた。いや煮付けです。「そらよろしいな」。というやり取りを思い返す。一匹220円。穴子は6月が旬というのでまた食べたい。韓国で食べた焼き穴子もおいしかった。