新年二日目。もうスーパーは営業してるけど、あえていかず。部屋にある食材をつかってギリギリまですごしてみたい。永遠に鎮座している妙な調味料をいまのうちに意識的に消費しなくては。なぜピンクペッパーが2瓶もあるのか。

夜、ネトフリでピンクリボンを観た。ピンク映画の規模はどんどん小さくなってはいるものの意外なほど真摯に映画作品作りをしていることが伝わってくるドキュメンタリー。現在のピンク映画はみたことがないので、新鮮な世界であった。当然AVとはぜんぜん違う。ピンク映画出身監督の中には意外な人もいて、はやく映画を撮りたい、監督になりたいと思いを受け受け入れられる場所がピンク映画界だったということ。黒沢清のことは、水戸の映画祭でダゲレオタイプの女の上映とそのトークショーでみて以来、思わぬところで再見。

元旦はみなみ会館へ。自宅からは北浜まで歩いて京阪で丹波橋まで。そこから近鉄にのって東寺で下車。今年で移転するというみなみ会館。久しぶりに訪れたので、場内のスクリーンを見上げるような傾斜が新鮮だった。

観た映画はタルコフスキーの映画、惑星ソラリスを観る。約3時間の上映もおもしろかったので尿意に勝つ。東寺の境内を散歩した後、京都駅まで歩き新福菜館か天下一品の本店を目指したが共に休業。その他あいてる店もなし。は、まあ当然。しょうがないので地下街のチェーン店で食事をすます。京都駅から四条河原町までバスに乗って八坂神社へ初詣。おみくじは末吉。

引越し当日。すべての荷物をつみおえ、町内会長にもあいさつをいれた。常磐線は最後の最後でまた遅延。急遽東京まではバスで向かう。さらば水戸赤塚。1年4ヶ月の茨城生活をここで終える。

わたくしの水戸時代

半年間の水戸勤務になりました。と書いてから、1年が経って、まだわたしは水戸にいる。何故だ?

当時の社長はしりぞき、その他もろもろ根本的な変更があり、もうなにもかも白紙になった。従業員は無力だ。という思いを噛み締めて暮らしていたのが去年。
この間、いままで自分が都会育ちと思ったことはなかったけれど、あれが都会だったのだ…と、自覚せざるを得ない。
結局僕なんかも都会育ちで ピコピコだった。

ただ、水戸はもちろん都会ではないけれど、何もないというほどではなくて、ときどき面白い店もある。ディープなソウルバーや、ジャズ喫茶、信じられないほど豪華な出演者が演奏するライブ会場もあった。林正樹、大儀見元、村上ポンタ秀一。水戸芸で観たのはスガダイロー、山下洋輔。陶器に関しては笠間や益子が近いので、東京や大阪でも手に入らないものを作家から直に買えたりする。

“好きな場所が一つでも見つかると、街ごと好きになるような、そういう幸福な出会いで、一人ひとりの地図ができていくのだと思う。”

これをCREA 東京ひとりガイド。「世界で一番楽しい街は東京でした」の巻頭エッセイに書いた松田青子にはロマンティックをあげたい。

いまはもう水戸の暮らしにもなれて、この環境でのスタイルも身についた。水戸、人がいねえ(笑)という初期段階のとまどいを経て、静かな町でおだやかな暮らしをしている。
足るを知り、物欲はしずまる一方。ただし酒の量だけは増えた。

そして2年目の水戸。まだしばらくは水戸です。

4月の東京旅行はdevid bowie is をみた後は三鷹で宿泊。井の頭公園などいく予定。斉藤哲夫の吉祥寺をなんどか聴いた。

ホテルの地下で撮影。映像制作会社につくってもらったライティングを流用して、写真撮影も同時に済ます。予めラフがあるわけでもなくなりゆきで撮ったがやはりライティングの効果は抜群。いままでにない雰囲気のイメージが手に入った。アイロンプリントで作ったオリジナル衣装や、モデル(従業員)の依頼、車両の手配、大型の什器の運搬など、準備の苦労も報われた。

きのうはたくさん花粉をあびてしまったのか夜は眠れなかった。鼻がつまってつらい。マスクをしたままなんとか寝たが、やはり起きた後は喉が痛い。しかし今日はもう外出しなくてもいいように買いものは済ませてある。昼過ぎに起床しカレーとポテトサラダと餃子をつくった。jQueryについて少し自習。LOHACOはまだ倉庫の火事の影響があるようで納期がおそい。CDプレイヤーを再び修理にだす。

近所のスーパーまでペットボトルとダンボールを捨てに行く。それから水戸駅にできた新しいショッピングモールを見に行った。各フロアをぐるっとまわってみたが、思ったより狭く、テナントは二十歳前後をターゲットにしたものばかりで三十代後半が買い物するような場所ではなかった。これが水戸の土地柄というか、まっとうなマーケティングではある。モール内の書店で笠間の器のことを書いた書籍を一冊だけ購入。店内のBGMはオールディーズ。ディスプレイ用の雑誌もそれに合わせた年代のものだったが、こういうのは書店員の個性というのではなく、専門のスタイリストがいるのだろう。古い雑誌には値札もついていたけれど、それは東京並み。駅を出て、坊主でつけめんをたべて帰る。辛いけどくせになるおいしさ。汗だくになって店をでて、コンビニで買ったビールでクールダウン。

 

昼から社用車にのって東京ビックサイトへ。6月にこの場所で出展するので、そのための視察。会場の雰囲気など、圧倒されるのではないかと恐れていたが、ブースデザインや配布されていたノベルティなど思った以上に簡素で、なにか凝ったものをと考えていたのは取り越し苦労になるだろうか。ある意味すこし気が楽になった部分はある。帰社したあとは、マイクロバスにのって同僚の送別会へ。会場はなぜか奇妙に豪華な結婚式場。車のなかで6時間もすごした日。