昼から偕楽園へ。いつも通勤電車の窓から観ている景色の中にようやく入れた。雷で割れたような大木など目を引くものがおおい境内のなかには樹齢800年のものあり、この場所に深みを湛えている。丘の上から観る千波湖もうつくしい。夜は、もっきり屋という居酒屋へ。常連中心の静かに飲む居酒屋という感じで、初見のよそ者という感じで浮いていたが、「このお店の由来は、つげ義春ですか?」ときいたら、すこし話ができた。金沢のもっきり屋の方もこられたことがあるそう。2軒目は、水戸最古のジャズバー S&Fへ。リクエストができたので、トモキサンダースにちなんでファラオ・サンダースを聴いたりした。息子も母親もお店にきたことがあるという。

ポケモンGOが1週間限定のハロウィン仕様になって、特定のモンスターばかりでるようになった。珍しいはずだったものも一気に捕まえて、もういらないものに。いまではポッポがレアなものへと価値が転換。

朝、駅前まで行って初めて財布を家に忘れてきたことに気づく。急遽自転車で出社。このところアプリのデザインをベトナム人のエンジニアとしているけれど、言語が英語なので意思の疎通がかなり難しい。作業自体は大した内容ではないけれど、言葉のやりとりだけで気を取られてしまう。ベトナム訛りの英語は特に聞き取りが難しいと思う。

退勤後、自転車で千波湖あたりを走っていたら車でお店へ向かうソウルバーの店主とばったり。誘われて、財布がないのにそのまま入店。ファラオ・サンダースの息子が水戸に住んでいるという珍情報を聞いた。facebookでみたトモキサンダースの写真、アフロヘアーに学ランという衝撃。KYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也が会いに来たこともあるとか。店主がつくったコンピをCDRで4枚いただいて、今晩はツケで帰る。

昼から県立図書館へ。最寄りの駅からバスで向かったら運賃はどんどんあがって360円。従量制なので、わりと高い。乗客は常磐大学で降りる学生が多かった。その際、車掌が「赤塚駅からご乗車の方は170円です」とわざわざ口頭で案内するのがとても親切というか、ほのぼのとした感じ。

県立図書館はやはり品揃えがよい。前にここで借りた「内掘弘/石神井書林 日録」で知った尾形亀之助の本を探して借りた。高梨豊の写真集、菅付雅信の東京の編集も。

帰り道、すこし肌寒かったので、はなまるうどんで温かいうどんをたべた。それから0101へ。1Fがゲームセンターなのは土地柄。上階の様子も都会の0101とは違う。同じ駅中のテナントビルとしてはExcelのほうが洗練されている。帰宅後、平日に備えて料理の作り置きをすます。内掘弘/ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫) をamazonで注文。

夕方から美容室できいた図書館戦争の舞台となったという西武図書館へ出かける。図書館の営業時間は17時までと思い込んでいたが、ここは20時までやっているのがすごい。円形の建物の周りには広々と芝生で覆われており、その外周も回廊になっていて美しい建物である。ときどき走っている人もいたりして、図書館としてだけでなく公園のような趣もある。2階建ての内装も見応えがあった。ただし、蔵書数は県立図書館と比べると多くない。

自宅から西武図書館までの道のりは険しく、最寄りの電車駅からでも歩いて行くには無理があった。細い道に行き交う車の多さ、街灯がまったくないことなど、歩行者にとって心細く不安になる環境で距離以上の疲労感。17時になればあたりはもう真っ暗になったが、下校中の学生集団はなんともなしに歩いているのが都会にはない光景で新鮮にうつる。

暗い道を歩く中、唐突に現れたとんとん生餃子ののぼりが物珍しいので引き寄せられて買って帰る。水戸の人は「すいません」の代わりに「申し訳ないです」ということが多いように思う。

県立図書館で借りた本は市立図書館で返却できなかったので重い4冊の本は持ち帰り。

金曜の朝の出勤前、何か忘れていると思ったら、ゴミを出しそびれた。鳥取で震度6弱の地震。もうどこで大きい地震があっても驚かない。京都も震度3。