モンスターがいるのにボールがない。という事態は水戸ではありえなかった。柏にはモンスターが多すぎる。11時にチェックアウト。フィルムセンターのある京橋 東京国立近代美術館ーフィルムセンターに向かう。目当ては加藤泰の映画。観たのは「懲役十八年」と「みな殺しの霊歌」。なにもかも面白かった。音楽の鏑木創もすばらしい。ヤクザ映画にはジャズ、復讐に燃える殺人鬼にはスキャットが映える。入場料金が520円ということもあり、広い会場も満員で熱気にあふれていた。近くに住んでいたら通い続けてしまうだろうな。銀座はお盆休みだからか、歩行者天国になっていた。昼食はイタリアンの店でピザとスパゲティをたべる。それほど美味しくもない料理と、小さすぎるテーブル。東京のレコード屋や、古本屋、洋服屋はほんとうに素晴らしいが、食事についてはいい思いをしたことがない。隣の席では野心に燃える挫折をしらないエリート気取りの若い男が3人で語っていた。ああ駄目だ何もかもが気に障る(笑)という感じでそそくさと退散。代々木のココナッツディスクはいまいち。他の店舗のほうがよいのだろう。新宿ユニオン中古センターでは3枚ほど買う。レコードを買うのは一ヶ月ぶりだったがこの空白で欲望の根が消えていたわけではなかった。夕食は、餃子を食べに行く。行列ができていたので、コンビニでビールを飲みながら待ったが、そこまで構えて食べるようなものではなかった。
今日から旅行。初日は朝から常磐線にのって同僚5人で取手駅で待ち合わせ。ビール工場を見学する。ツアーの定員は満員であった。無料でビールが3杯まで試飲できるとあれば、特にこの季節なら当然か。同じ銘柄のビールでも地域によってアルコール度数まで違うとは知らなかった。試飲会で酔っ払ったあとはラーメンをたべて解散し、われわれは常磐線にのって二駅移動し柏までいく。駅を降りるとひさびさの街の喧騒。ポケモンのモンスターも多い。ホテルのチェックインを済ませた後もしつこくベッドの上で飽きるまでポケモンをする、夜になって、目当てのキネマ旬報シアターでストレイト・アウタ・コンプトン。大音量で観れてよかった。”これは音楽じゃないライフスタイルだ”。といったケンドリック・ラマーの発言にうなずく。こんな映画を観たあとなので、焼き肉をガッツリ食べる。
お盆休み初日。昼間で寝て、掃除と洗濯、読書で終わる。
定時すぎに仕事を終えて、水戸駅北口からバスにのって、自由が丘スタジオまで。普段はスタジオという会場は簡素でアットホームな雰囲気ではあるけれど、出演者は一流。大口純一郎のPercussive trioは、パーカッション 大儀見 元、ベース 小泉哲夫。最初の曲はトニーニョ・オルタだった。大儀見元のボーカルも初めて聴く。客層の年齢は高く、集客も多くはないけれど、みな熱心な聴衆だった。ドリンクチケットは300円たすとハーフボトルのワインが飲めたので、終演後にはすでにほろ酔い。オーナーの石田さんとはヤマモトトモヒロとウーゴファットルーソの話をすこし。ウーボファットルーソはこの会場に過去2度来たことがあるという。次はガイア・クアトロを観にきます。
ひまなんですと言っていた割に、こまごました案件を対応していたら、なんやかんやで8時30分。帰宅して、キャロットラペと豚しゃぶ、オクラのみじん切りをのせた冷奴、韓国のりで、日本酒を飲む。朝から晩まで、食事には気を使えた。カメラ用のSDHCのカードが届く。お盆休みは東京へいくことにした。新宿のホテルの予約を済ませる。
昼まで寝たあと食事して酒を飲んではまた寝る。20時から近所のやきにく食べ放題の店「焼肉きんぐ」へ歩いて行く。気持ち悪くなるまで食べた。
水戸黄門まつりということで、退勤後は同僚らと会社のガレージでBBQをしながら花火をみる。今年はじめての花火。深夜からは会社の会議室で2次会。ゲラゲラ騒いで終電で帰る。
午前8時に会社集合。社長ら4人と、車で出張打ち合わせを2社分。車酔いが心配だったがなんとか耐えた。ポケモンゴーをする余裕はない。1社目は車のオークション会場。ヴィンテージからスポーツカーまで、素人目にも高そうなものが大量に並んでいた。客層は中古車販売のための買い付けにくる人たち。この業界がどういう雰囲気なのがよくわかった。外国人も多い。規模の大きい会社だったので、代表者同士の会話にはとくに加われる話題はなく静観。個別に別れて担当者同士で話す席になると「ああ、お互い会社員ですね」というレベルに落ち着き、次回販促物制作のヒアリングを済ませた。巨大な駐車場を汗だくになりながら歩き、ふたたび車で移動し2社目の会社へ。こちらは5人規模なので、代表の会話も現場から離れたものではなく、面白く話をきかせてもらった。若く、カリスマ性のある社長は自社のデザイン・コーディングまで10年前から自分でやっているのには驚いた。イメージの作り方もうまい。オフィスの雰囲気なども自由な空気が流れていて小さなデザイン事務所のよう。帰りの車の中で、目を細め上がら西日に照らされる田園地帯を眺めつつ物思いに耽る。