14日。普段なら京都拾得で毎月開催している吉田省念の黄金の館の日だが、今回ははじめての無観客ライブ(second royalのチャンネルをつかったYoutube live)となった。我々は無になった客。無になった客によるはじめての投げ銭も行った。これは無ではない。とどけ。

ライブ映像はカメラワークや照明にも入念にリハーサルをしたとおもわせるもの。ここさいきん連続して行っていたinstaliveの試行錯誤は糧になっていたのが感じられる。何も言わなくても熱い。

月曜日。ふたたび脅威の三密という驚異の職場はもやは暴動寸前。マスクをつけているのにマスクをさげて喋る人間への軽蔑。

雨の日曜日は、星野源の動画の政治的利用を見せられることで始まる。そして保証なしの自粛要請は続く。

きのう買った食材でたくさんの料理をこなす。平日の食事も当分は楽ちん。いつもより100円高いじゃがいもはやはりおいしかったし、鯛ごはんも上々の出来。休日は特に外出しなくてもすぐに終わってしまう。

メルカリに出品した本はその日のうちに売れた。

土曜日。朝からぷらら天満へ買い出し。相変わらず人は多い。マスクもなしで声を張り上げて客引きをする魚屋もあり。お買い得商品は「黄金柑(鹿児島産)」。個包装された和紙に書かれた売り文句は貴婦人の味と香り。昭和エロスが漂うその実は、みかんの甘みとグレープフルーツの香りを足したようなもの。八百屋で勧められたしいたけは今ひとつ。やはり自分の目を養わないとな。カワハギとサメは買っておいたらよかったが、あまりにも馴染みがなかったので手を出せなかった。今度買う。

大林宣彦監督の訃報 2020年4月10日

大林宣彦監督の訃報を知る。はじめてみた映画は「時をかける少女」だったか。そのときはあまりのめり込むことがなかったが、
2年前、シネ・ヌーヴォで組まれた大林宣彦監督特集でhouseをはじめ、名作の数々をまとめて観てからはすっかりファンになり、最新作の「花筐」では現役監督としての強烈な存在感に圧倒された。更新され続ける斬新な手法と発想。あのスケール感はフィルム時代からの実験的な自主映画作家としてのキャリアがいまも息づいていることの現れ。現在の映画として実装する技師の力量も高いのだろうこれほど特異な作家性を保ちながら大衆映画としてヒットさせる大林組の組織力も感じる。

シネ・ヌーヴォで行われた監督の誕生日祝では戦争への思いや映画への愛情を直接聞くこともできた。あの時間は忘れられない。

名古屋で買った「さびしんぼう(富田靖子)」の7インチを聴く。サヨナラあなたと出逢えて嬉しかった。この音程のずれた歌唱を採用して完成させたとき、この映画は永遠をものにした!

やっと金曜日。週末の外出自粛はなんだったのか。という思いに駆られつづけた平日がやっと終わる。