快晴。プリントパックが印刷無料キャンペーンという思い切ったクーポンをくばっていたので、対象商品を全部つかってやる。という勢いで製作開始。まずは友人のお店の封筒と自分の名刺は連絡先なし本名さえのせないものに。昼はカレー。夜は焼き鳥。

花見シーズンの夜の公園には残業を終えたスーツ姿の会社員もおおい。仲のいい同僚とだけで酒を飲みながら、昼間にうけたパワハラのモノマネ再現しているのを2、3回観た。

さいきん、6時くらいに目が覚めることがときどきある。これも老いの現象か。午後からはまたまた出社し会議2連発。発言はしつつも踏み込まない距離感で終える。グラフィックで印刷手配をしたが、ちょっと特殊加工がはいると注文がかなり面倒である。そしてデータチェックもなかなか終わらない。昼食は古くなって酸味がでてきたキムチでチャーハン。普段どおりに味付けしたらキムチ影響が強くおもったよりも塩気が強くでてしまった。夜は韓国語の授業のはずだったが、先生がコロナ陽性ということで休講の連絡あり。どれくらいの症状がでているのかは聞かなかったが、正直な連絡はありがたい。お大事に!とメッセージを送る。来週は代打の講師がくるという。

出社して会社の様子など直接見聞きしたりするといろいろ思うことは多い。すべてがその場の空気と勢いで決まる様子は不安のはじまり。物事を文章化して共有し、意見を積み重ねていく。そんな当然のことができないようでは永遠に価値観の共有というのは達成できないだろう。安易な方に流れることはできるがそのマイナスの蓄積は間違いなく自分の将来にのしかかってくる。じわじわと損なわれていく感じ。

自宅勤務で仕事に支障がなく進められる会社は価値観の共有や管理体制がしっかりしているのだろう。完全に分業された流れ作業。ただ、そういった働き方が嫌になった過去もある。よりより環境を求めるためには摩擦はさけられない。

濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞国際長編映画賞。普段はおちついた口調の監督が喜びを爆発させているその姿に、これはとんでもなくすごいことだと感動する。久しぶりの嬉しいニュース。

昼、ヤフオクで売れた洋服を発送。近所の桜はもう咲いていた。天気がよく気持ちのいい日だったので中之島公園で過ごす人も多い。桜の見頃は今週末あたりか。古書象々と天牛書店を歩いてはしごし、天神橋商店街で豆腐を買って帰宅。ヤフオクで入札していたレコードは長い争いの末にあきらめた。いつかそのうち買えるだろうと思える程度の人気盤。夕食はプルコギ。

天気予報通り強い雨が続く。買い出しは昨日の間にすませておいたので家でゆっくり本を読んですごす。大著「東京の生活史 – 岸 政彦」も残り半分を切った。妻はワクチンの副作用と思われる発熱と倦怠感。

登山バッグをもって市場へ。いままでつかっていた大きなトートバッグと比べると肩への負担が激減。大きな荷物も楽に持ち運べる。めずらしい食材は琵琶湖のホンモロコ。絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い)に指定されているそう。山椒を入れて甘辛く煮てみた。

夕方からは三回目のワクチン接種。今回は大規模接種会場ではない小規模なクニック。ワクチンはファイザー製。注射は打ち手との会話もないまま痛みも感じることなく一瞬で終わった。副反応は特になし。妻は38度近くまで熱発。

メルカリで買ったウェストバッグが届く。またまた昔憧れたマウンテンスミス。お値段たったの3,000円 (送料込み)。最近、高校生の頃にほしくてたまらなかったものを中古で買いまくっている。あのとき芽生えた欲望は20年以上の時間が経っても深く根付いて消えないものだった。

健康診断の結果、右目の視力が0.5まで落ちていることを知らされた。目が悪くなってきている自覚症状はあったものの、さすがにショックである。左目は1.2。
難波にはカジノスクールができていた。IR誘致の準備はもうはじまっている。夜からは雨が降り冷える。ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説。リアルタイムで一部を聞く。

スニーカーやTシャツを洗ってメルカリ出品。メルカリスマート払いという名の借金返済に勤しむ。

また寒さの戻り。一時雨。メルカリで買ったマウンテンスミスの登山バッグが届く。かなり大きくて容量は十分。よくわからないベルトもたくさんで何かと便利なのだろう。ボリュームはあるものの背負った感じはすごく楽。さらにスニーカーも届く。とても気に入っているASAHI TRAINER 3 – Grayの色違い。Blackは新古品が安く買うことができた。

神戸旅行二日目。きのうのキンパをたべて朝から舞子駅へ。明石海峡大橋前で降りて住宅街を歩き予約していた寿司・魚料理「なかむら」へ。海のそばにある寿司屋で窓からは明石海峡大橋がよく見えるが決して派手な店ではなく、むしろ住宅街と完全一体化しているので知っている人しかたどりつけない渋いお店。カウンター4席、座席も4名まで。注文したのはおまかせ3点盛り。最初にでてきたのは明石の蛸の柔らか煮。刺し身はカンパチ、マグロ、ヒラメ。焼き魚はカンパチのカマ。寿司はイカとイイダコに木の芽のかけたもの。ほぼ内容を思い出せるので、よほど味わって食べたのだと思う。どれも美味しかった。食材の特徴をいかす的確な切り分けも見事。大根のツマもつくりおきではなく、目の前で桂剥きしてつくられたもの。細く均等に切られた大根は透明感があり瑞々しい食感で、手間のかかった一品はひと味違う。ここでしか飲めない日本酒もおいしくて、店主との話は灘から西灘、明石へと移り、このあとの予定はフリーだったので明石に行くことに決めた。

食後、砂浜の海沿いを歩いていくと、広々とした公園が現れ老若男女が思い思いにすごいしている。観光客はおらずアウトドアファッションに身を包む地元の人ばかりのせいか海に対する気持ちが完全に落ち着いており、この上なくゆるやかな空気がながれている。この感じはBE KOBEのモニュメントがあるメリケンパークと似ていた。あの静かな喧騒。

明石駅についたのは17時前。当初は駅構内のお土産物コーナーで地酒を帰って去るつもりをしていたがあいにく酒の取り扱いはなかったため他の店を聞くと、それは魚棚商店街にある「たなか屋」ですね。と自信ありげに紹介してもらう。マーキングをしてもらった観光マップを手に向かうと、商店街はお祭りのようにのぼり旗がにぎやかに出ている。両サイドの街灯には蛸と鯛。床のタイルも魚の鱗になっていた。そしてたなか屋は店構えの風格からして期待が高まったが、もちろん品揃えも最高で大興奮。となりの天ぷら(さつま揚げ)の店も最高で、そのとなりの明石焼きの店も最高であった。ああ、この商店街は、美味しいものがぎっしり詰まっている! 

いままで訪れる機会がなかった明石は自宅から2時間以内、片道1,000円以下で行けるのだから気軽にまた遊びに行こう。