日曜日。朝から昼まで雨降り。市場に行くテンションではなくなったので、ビッグビーンズへ買い出し。プラムや梨などの果物とヨーグルト。食生活が徐々に変わりつつあるのを感じる。ビーツとバナナとヨーグルトとはちみつをいれた飲み物は美味しくできた。これにナッツを入れてもいい。Netflixで映画「私というパズル」を見て寝る。昼食はカルグクス。夕食はキムチチャーハン。

土曜日。昼前起床。市場へ行くのは諦めてP&Bでパンを買い、DANKEでコーヒー豆を買い、ハンキーパンキーにも立ち寄る。心斎橋ユニクロは9月にリニューアルオープンするよう。

夕方からTOHOシネマズなんばで濱口竜介監督最新作「ドライブ・マイ・カー」を観る。期待値も高かったが、緊張感を保ったままあっというまの3時間でまたしても傑作。サーブ900ターボが走る姿を高所からとらえるカメラと映像が美しいロードムーヴィー。映画館ならではのサウンドデザインも冴えていて、映像と沈黙のシンクロに細やかな配慮があり無音部分にふくよかなニュアンスを与えていた。広島から北海道の十二滝村への道中、トンネルを抜け、フェリーで海を超え、北海道の雪に出会うとき、映画館は環境音もない完全無音につつまれる。観客はその空白に移入し来たるべき告白を迎える。音楽は石橋英子。

なんばの夜は緊急事態宣言中でも、酒の提供の自粛がもとめられても変わらず賑わう。実は酒あるのかもしれない。西安麺荘で食事して韓国スーパーに寄ってノンアルコールビールを飲みながら歩いて帰る。9.11から20年。

金曜日。仕事は色々ひっくり返る。前提となるものが共有できていない中で、人に説明して共感を得て納得してもらうことはできない。

木曜日。仕事は自宅勤務。電話やzoomが何本か。職場へ行って顔を合わせる必要性というのは本当に感じない。自宅の椅子のほうが居心地がよいのも大きい。

夕食は妻の希望の韓国料理をウーバーイーツで取り寄せて済ませた。ナッチポックン、チャプチェ、ピビンバ。これ、思っているより高いんだろうなと思いながら食べる。
大型ごみの手配を済ませる。売りに出すレコードも50枚は選んだ。聞きながら減らすのは難しい。自主ストレッチを30分ほど。汗ばむが筋肉痛になるまでは至らず。

だいぶ涼しくなった。ワクチン接種の副反応もほぼ消えた。注射したところに若干の腫れがあるくらい。部屋のスピーカーの位置の変更。音よりも収まりのいい場所を選んだ。出汁パックをつかった温かいうどんがおいしい。

有給休暇の月曜日。ワクチン接種の副反応が出始めた。37.5度の熱とだるさ。ドラッグストアで解熱剤のアセトアミノフェンを求めたがどこも品切れ。薬剤師からは代わりにイブプロフェンはどうかと提案されたが、現在38度の妻からはNGのLINEメッセージが届く。何が違うのかよく理解していないが、レアな薬を探すというミッションは燃える。何件か探しまわってようやく買えた。

平日でも区役所は混んでいた。ゼー六でモナカアイスを3つ買って帰る。

日曜日。昼から電車にのってインテックス大阪へ。2度目のワクチン接種を済ませる。

インテックス大阪への道のりは高層ビルのみが立ち並ぶ殺風景なもの。歩道は雑草で荒れ果て、人の気配はない。ただただ空疎な街の印象を受けていた。今回も用が済んだらまっすぐ帰ろうと思っていたが、コスモスクエア駅から見えた海沿いの人の群れが気になり、シーサイドコスモという公園に立ち寄ると、みな釣りをしているのであった。しばらくみていると、鯵がよく釣れるよう。付きそう子どもも魚に驚くことなくおちついて生きた魚と接している。このあたりでは大人も子供も釣りは身近な遊びなのだろう。盆地育ちの自分にとっては目新しい景色で、このエリアの認識が更新された。コスモスクエア駅には家族連れが多い。インテックス大阪の奥には学校がたくさんあることも知った。

インテックス大阪は今後「野戦病院」あらため「大規模治療センター」になるとのこと。

大阪府は、新型コロナウイルスの感染者を受け入れる1000床規模の臨時医療施設について、これまで使用してきた「野戦病院」という名称は使わない方針を固めた。戦時中を想起させ、「イメージが悪い」(吉村洋文知事)と判断した。府は9月中の開設を目指す方針だ。

大阪府が臨時医療施設の整備を検討しているインテックス大阪(読売ヘリから)を想定している。

 しかし、府幹部は「野戦病院の名称では、看護師も府民も集まらないのではないか」と懸念。吉村知事も2日の定例記者会見では、「大規模治療センター」と表現。9月中に開設する意向も示した。

土曜日。午前中は強い雨。上本町まで谷町線で出かける。ドラックストアで解熱剤を探したが、売り切れになっていた。明日はインテックス大阪で2度目のワクチン接種へ。

日曜日。あまりにも日差しが強く暑いので、濱口竜介監督の新作「ドライブ・マイ・カー」はを観に行くのは延期。9月1日の映画の日に行ければ一番いい。

寺尾紗穂「原発労働者」を一気読み。3.11以前の平時の原発労働とはどういうものかをテーマにしたルポ。原発の肯定/賛成の分断を煽るようなものではない。原発労働者への取材で引き出した飾らない言葉からはお互いの信頼関係が分かるもの。原発労働に携わる前後のストーリーまで含めた語りがあることで、遠い他人事ではない市井の人びとの声、身近な自分事として届いた。