木曜日。20時まで残業。eisakuのzoomストレッチをしてから夕食を食べる。餃子とビール。メルカリに出品した長袖のシャツがすぐに売れてうれしい。高中正義のレコードが北海道から届く。大阪府では新たに905人の感染確認。3日連続で過去最多を更新。これくらいのペースで年収を推移させたいものである。

水曜日。退勤後、三月のライオンをシネ・ヌーヴォで観た。終わりそうでなかなか終わらないのはわざとなのか。昔、ミニシアターでよくわからない映画をよくわからんと思いながら観ていたときのことを思い出す。内藤剛志が出ていた。三月のライオンは3月のライオンとの関連性はない。行きは電車で帰りはケットウィスキーを飲みながら歩き。餃子を買って帰宅。

月曜日。退勤後、自宅からワインボトルと賞味期限をぶっちぎったブルーチーズ持って大阪城を散歩。桜はもう葉桜、人はまばら、チーズは旨い。途中でマラソンランナーの集団に追い抜かれたので走って追いかけると釣られて走り出した同じような酔っ払いがいて、一緒にキャハハ!!!と笑い合いながら走った。すぐに息が切れた。

日曜日は午後からずっと強い雨。シネマート心斎橋まで映画を観に行く。子猫をお願い 고양이를 부탁해(監督:チョン・ジェウン)2004年の映画。二十歳すぎのペ・ドゥナ。大阪の感染者激増。

土曜日。朝から京都へ向かう。久しぶりにカットしてもらったあとは、誠光社、100000t、pelgagで買い物と飲み食いといういつものコースに加え、yamahonで始まったばかりの山田洋次の展示会に寄る。展示されたばかりの器は欲しくなるものがたくさんあり、長々と見た末に2点購入。器の購入金額はだんだん上がっており恐ろしい。いま家で使っている茶碗は彼のもので気に入っている。きっといい買い物。22時帰宅。

4月1日、木曜日。有馬温泉2日目。温泉街を代表する景色の太閤橋とねね橋あたりを歩いて回る。川の両岸は映画ハッピーアワーで見た景色よりも新しく整備されており、趣は減少していたがここが中心地であることは変わりない雰囲気。お店があるエリアは集中しているようで、さっき見かけた人とすれ違う。というのを何度も繰り返した。観光地のジェラートは侮れないおいしさ。北浜にある土山人という飲食店は有馬に2店舗もあった。昼過ぎから再び六甲ロープウェーに乗り、六甲ガーデンテラスで休憩。テラスからの眺めは最高でBGMはなぜかレアなソフトロック。地酒と地チーズを飲み食いしながらShazamをしたりして過ごしたあとバスに乗って六甲山天覧台で夜景を観る。なぜか男子学生の集団が多いのがほほえましい。

旅行初日、朝からJR天満宮駅から中央線に乗って神戸へ出発(この沿線は梅田を経由せずに行けるのがうれしい)。摩耶で下車して、Jupiterで買い物。知らない街のロータリーに座り、パチンコ屋に出入りする人を見ながらビールを飲む。麻辣ピーナッツがおいしい。バスに乗って坂を登り、桜のトンネル前で下車。ちょうど満開を向かえており、海と神戸の街もよく見える。車の運転手もみとれてスマホ片手に運転中。
摩耶ケーブル駅では突然おばさんが会員証を貸してくれたので割引になった。車内の乗車率は4割程度。このケーブルで山に登るのは濱口竜介監督「ハッピーアワー」の最初のシーン。トンネルを抜け駅を降りたあと、あの4人が雨のなか弁当を食べていた摩耶山の東屋で記念撮影。サンテレビの摩耶山送信所もあった。昔、競馬中継を見ていたときに、青柴フックの声でサンテレビの名前はよく耳にした。さらにバスに乗り、ゴンドラにゆられ有馬へ。もう位置感覚がわからなくなってくるが山の上の山の中。歩いていると聞こえてくるのは、竹林が風に揺られて軋む音。

純和風の温泉宿、嵐翠へは夕方頃到着。あまり下調べをしなかったので過ごし方を決めていなかったが、さっそく温泉に入って食事をしたらそれだけでもう満足という、問答無用の行動様式デザインがなされていた。これが温泉宿かと納得。外に出歩こうという気にもならなかった。また、兵庫県が行っているキャンペーンで、旅館やこの地域で使える4000円分のクーポンも貰えたので、追加注文への敷居も下がった。この日は、平日ということもあってか宿泊客はわれわれ一組!。予約なしで家族湯に入れたのは大きな特典。そしてあまりにも静か。

食事も当然のように純和食で淡い味付けで全体的に上品にまとめられている。それはご当地ものとして出てきた神戸牛が悪目立ちするくらいに。玉ねぎソースの甘みはやや強いが、これは有馬の養蜂所のはちみつかと思われる。いかなごも出てきたので、女将さんにいかなご話でもきかせてもらおうかと思ったが、あまり気を引けず。こごみなどの山菜は、この山で採れれたものではないそうで、意外な気がした。山があるだけでは幸はないのか。神戸の中でも有馬はまた海側とは違った独特のアイデンティティがあるに違いない。ひょうたんは皿や酒器でなんどか目にした。豊臣秀吉がらみのことは他にもいろいろあるのだろう。夜、布団に入りながらテレビを観た。スイスの特集をしており、ちょうど家でつくったじゃがいもにラクレットチーズを溶かしたものが紹介されていた。


火曜日。昼食のみ外出。友人から教えてもらった高中正義 bad chiken(1987年)を何度も聴く。この時代のセンスは、2021年のいま新鮮というだけでなく、当時の空気を知ってもいるので二重におもしろい。明日からは一泊二日の旅行。

月曜日。小学校卒業式で踊った曲、MC Hammer – 2 Legit 2 Quitの12インチを探してみたらすぐに見つかったので、メルカリで購入。今、聴いても盛り上がる自分史レアグルーヴ。MCハマーのアルバムもAppleMusicではじめて聴いた。princeやchi-litesを大胆にサンプリングした曲を知る。友人からは、M.C.コミヤによる「プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム」というパロディがあると教わる。吉幾三風味のラップ。プロデュースはヒカシュー。DA.YO.NE登場前夜のラップ歌謡。