休日出勤の日曜日。退勤後、TOHOシネマズ梅田でストーリー・オブ・マイライフ 若草物語(監督:グレタ・ガーウィグ)を観る。広角で映された豪華な衣装や室内の内装の美術が階調豊かな光で照らされ現代のシネコンで観るにふさわしい派手さも備えている。時代設定にしては派手なライティングとおもわれるが、その再現については重視されていないのだろう。有名な原作を読んでいない自分にとっては、ストーリー設定がうまく頭に入らなかった。ときおり登場人物が金に困っていると漏らすがどうみても全員金持ちの美男美女である。

まとまった額のメルペイがあるので、使いみちに困っていたが、ディスクユニオンで使えることがわかって、なんの問題もなくなった。

土曜出勤日。事務所は二人。たまに電話がなるくらいの静かな事務室。退勤後はまん福ベーカリーで菓子パンを買い、ライブラリーでワインを買い、中之島公園で飲む。ビューティフル大阪。

振替休日の金曜日。ひさしぶりにシネ・ヌーヴォで若尾文子映画を2本観る。新婚七つの楽しみ、慕情の河。コロナ後の今、整理券の予約番号順の入場はなくなり、すべてオンラインでの予約制に変更。座席はひと席ごとに座面が取り除かれており、間隔が保たれている。フロントには「わしはコロナちゃんは大好きやぞ」という、おかしな老人がいた。うんざりしつつ相手にしてあげていたスタッフに敬礼。1万円のシネ・ヌーヴォTシャツ+劇場鑑賞券5枚セットを買う。

それから歩いて新桜川ビル Quwanで中里 太亀 個展-器事-。3ヶ月前に工房で出会って以来の再会。太亀さんも在廊。器を3点購入。

●新婚七つの楽しみ
(1958年/モノクロ/74分/スタンダード)
監督:枝川弘 脚本:白坂依志夫 撮影:小林節雄 美術:佐藤忠夫 音楽:加藤三雄
出演:若尾文子、川崎敬三、船越英二、沢村貞子

●慕情の河
(1957年/モノクロ/82分/スタンダード)
監督:島耕二 原作:中山正男 脚本:松田昌一 撮影:小原譲治 美術:間野重雄 音楽:大森盛太郎
出演:鶴田浩二、若尾文子、川口浩

一日中雨。昼は彼女作のキムチチャーハン。夕食は1100円(の半額シール)がついた焼き肉。山葵の葉はあまり辛みを感じなかったが、加熱することで特徴が出るとのこと。奥が深い。20:30から1時間、eisaku zoom stretch。

ボーナストラックがやたらはいったCD(Rhino)でdusty in memphis dusty springfield’sを2回聴く。

水曜日。振替休日は朝から市場へ。刺身用の魚は鯵、マグロ、イカ。焼肉用の食材などなど。夕食は刺し身しか食べないという贅沢。酒は焼酎「兼八」。鯵の刺し身はおいしい。こんなにも柔らかく脂がのったものだったかと。3枚おろしも少しなれた。なにも参照せず完了。吉田健一「舌鼓ところどころ」の大阪の飲食店のページをぱらぱら読みながら、部屋でレコードを何枚か聴いて、売りに出すものを選んだ。

退勤後は中之島公園でテイクアウト飲み会をするんだ!。という予定を楽しみにして過ごした一日。音凪でテイクアウトを取り(ドリンクチケットも購入)、セレクトワインショップ・ライブラリーで冷えた白ワインを一本買い、買い物をした八百屋で残り物のセロリを3本もらい、中之島公園で飲む。ビューティフル大阪。帰りは酔っ払って歩いて帰った。大川にはヌートリアがいた。明日は振替休日。

ディーターラムスの本が届く。退勤後は歩いてなんばへ。TOHOシネマズなんばでジム・ジャームッシュの新作映画「デッド・ドント・ダイ」を観た。トム・ウェイツには気づかなかったくらい演技がうまい。ディティールへの目配せもぬかりなく、マニアックでありながら風通しのいい面白さに満ちている。

映画館のスタッフはフェイスガード着用。マスクの着用も促された(もちろん持ってます)。
帰り道に通り過ぎた飲食街は月曜から賑わいをみせている。
映画の前に食べたきつねうどん(260円)はやすくいがまずくて食後の後味の悪さが残る。ローソンでクラフトビールを買って、帰りもまた歩いて帰宅。

土曜出勤。古くなってきたかなと少し心配していたマグロの漬けは、ちょうどいい味になっていた。酒がすすむ。雨がよく降った日。

きょうもメルカリで商品が売れた!それがどうした!という額でもうれしくなってしまう。雨は一日中降ったりやんだり。