ゴダールが亡くなった。いろいろなニュースやツイートが流れる中、「バルタザールどこへ行く」の主演俳優がゴダールのふたりめの妻、アンヌヴィアゼムスキーだったことを知って驚く。

こんどこそ有給。朝からパリアッシュ、ディスクユニオン、ぷらら天満というコースでもてる力のすべてを出し切る。Ella Jane Fitzgeraldのオリジナルレコードが安く変えて嬉しい。
夜は韓国語の授業へ。きょうから新しい先生と初対面をはたすと思っていたが、まだ決まっていないようで代理の若い男の先生が来ていた。普段は会社員をしていて副業的に語学の先生もしているという。もう日本生活のほうが長くなったとも。先生が変わると教室の雰囲気も変わる。生徒たちもあたらしい側面をみせた気がする。

有給のつもりが、はずせない打ち合わせが入ったので出勤。急いで仕事を終えた後、夫婦ともにjil sanderの服に着替えてフェニックスホールでのattacca quartetのコンサートを観に行く。到着したのは開演ぎりぎり。さっそく演奏がはじまりメンバーの顔をみていたら、なぜかアジア系の人がいて不思議に思っていたら、パンフレットに説明があった。ヴィオラ奏者 ネイサン・シュラムは家族の不幸による事情のため不参加。代わりに牧野葵美が出演。

“アタッカ・クァルテットは、急な出演を決断してくださった牧野葵美氏に、深く感謝いたします。”(アタッカ・クァルテット)
Owing to a death in the family, violist Nathan Schram sadly cannot attend this performance. Attacca Quartet are extremely grateful to Kimi Makino, who has been able to join the quartet in this performance. (Attacca Quartet)

いつもの4人の演奏とは勝手が違うものだったにせよ、多彩な演奏方法とアンサンブルを魅せ、いわゆるクラシックの枠を超えた音楽を聴かせた。チェロのアンドリュー・イー (Andrew Yee)は演奏中のアクションが大きくて印象にのこる。アンコールではフィリップ・グラスの曲も。終演後のメンバー同士の抱擁は実感がこもっていた。集客は1階は埋まっていて2階はパラパラという感じ。終演後、牧野さんが仲間内と談笑していて、よかったでしょ!とドヤ顔。よかったです!

会場を出て22時前。飲食店を探しながら家に向かって歩いていると結局なじみの店に引き寄せられ音凪へ。おふたりとももう元気に営業中。22時をすぎてもちょこちょこ常連がやってきて、東京と大阪、もんじゃやきとお好み焼きについて熱く語っているのを横で聞きながら笑いを堪えていた。大阪に住んでいてもなかなか耳にすることのないコテコテの大阪人の会話。

午前10時から上映の山中貞雄監督作品「河内山宗俊」を観にシネ・ヌーヴォへ。チケット売り場は行列ができていた。朝に強い老人たち。みな予約はせず当日チケットを買う人が多い。われわれもそんな中年。客席はまたしてもほぼ満席。1936年の作品は残されたフィルムのコンディションが悪いため、内容がはっきり聞き取れない箇所もあったが、コメディタッチの時代劇なので動きを見ていればだいたい分かる。物語は結末を見せないままやや唐突に終わる。会場を出ると次の怪獣特撮映画の上映を待つ人たちで山中貞雄以上の行列ができていた。

昼食は気になっていた大連閣へ。昭和の雰囲気が色濃く残るカウンター6席だけの家庭的な雰囲気を持ちながら、ほんのわずか緊張感も併せ持つ奇跡の店。常連らしい婆さんがお店の水槽をみて「金魚にオスとメスってあるんか?」ときいたときには「しらん」とピシャリ。2回笑った。餃子は注文が入ってから皮をこねて餡をつつんでいることに驚く。餃子の味は強めにつくられていたが、ラーメンのスープは薄味なので、餃子を食べつつ、スープとビールを交互に飲みながら完食。料理単体の味をどうこういうよりもお店の世界観に浸るのがいい。また訪問したい。

弁天町まで歩き、環状線に乗って福島駅下車。歩いて中之島美術館へ。こみあう岡本太郎の展示会をすりぬけて、「大阪の肖像(2)」へ。後半の時代は明治から現在。なつかしい家電をみたり、親族がつくった福助のポスターを偶然発見したり。

夜はひさしぶりに近所の居酒屋「日本酒 うさぎへ」。締めに頼んだキーマカレーがあまりにも凝った大皿料理であることにびっくりした。

昼から出社して会議参加、新入社員へ制作の段取りについて説明するなど。昨日の酒がまだ残るため、金曜日の夜というのに自然と休肝日となった。

会社飲み会。参加人数が多いため、大学生が集まるような居酒屋で飲み食い。料理を楽しむというよりは飲んで騒ぐための場。ということを納得しつつ11時ごろ解散し、つづきは5人で自宅飲み会。福島県と愛媛県出身の同僚から「部落」という言葉の意味が関西では違うことに驚いた。と聞く。なぜそんな話になったのかはもう覚えていない。26時解散。夕方から深夜までずっと雨が降った。

昼は昨日のナッチポックンの残り汁をつかった炒飯。その辛さは昨日体験済みなので恐る恐る手を付けたがやはり辛すぎる。とろけるチーズをあぶって辛さを和らげてみたが焼け石に水。ピンクに染まったブロッコリーのピクルスをたくさんたべた。

一旦出社して参加した外部とのzoom MTGは思いの外、揉める。先方はかなり熱くなっていたので以降の発言は控えたがこの先が思いやられる。一同ドン引き。気を取り直して夜はeisakuのzoomストレッチ。

火曜日の韓国語の授業の日は本当に雨が多い。傘をさしながら自転車で向かう。今の先生とはとてもいい雰囲気で授業が進んでいたが、事情により今回で交代で残念。9ヶ月くらいお世話になり、韓国語を書くのはまだむずかしいとはいえ、ゆっくりでも読めるようになったのは画期的な進歩。

ふとパスポートの有効期限を確認したらもうすでに切れていた。数年使う機会がないと忘れてしまう。
ディスクユニオンのオンラインショップが復活。公開直後、価格がxxxxになっていたのを目撃した。
夕食は通販で届いたナッチボックンを妻が加熱調理。チャプチェとネギを追加したものの激辛で明日が思いやられる。

いつのまにか鹿児島が人口比感染者数1位になっていた。昼はバジルスパゲティ。具材はソーセージ、マッシュルーム、バジルソース。サラダはかいわれ大根とモロヘイヤをまぜてポン酢で和えたもの。