コロナ保険適応のための書類を記入してもらいにかかりつけ医へ。初めて対面した先生から「お気の毒でしたね。でもこれで8月いっぱいまでは大丈夫」と言われる。信じるなら思ってたよりコロナ無敵期間は長かった。南船場レッドボーンレコードで立ち話をしつつレコード5枚とホットソースを買う。

朝からシネ・ヌーヴォへ。再び特集「田中絹代-女優として、監督として」から2本。ともに満席。

女ばかりの夜(監督: 田中絹代)1961年作品。
出演:原知佐子、北あけみ、浪花千栄子、富永美沙子、千石規子、春川ますみ、淡島千景、沢村貞子、桂小金治、中北千枝子、香川京子。音楽は林光

小言がうるさい雇い主に対して、「モダンジャズだと思ってよ」とフォローする台詞に笑う。

乳房よ永遠なれ(監督: 田中絹代)1955年作品。
出演:月丘夢路、葉山良二、森雅之、杉葉子、大坂志郎、安部徹、木室郁子、川崎弘子、坪内美詠子、織本順吉、飯田蝶子

「女性の性を描いた作品」と紹介されていたのでそのつもりで観ていたが、どちらかというと性ではなく生だった。

朝からシネ・ヌーヴォで「月は上りぬ + トーク 津田なおみ(監督: 田中絹代)」へ。満席の中、初めて観た田中絹代監督作品。玉ねぎがあるからすきやきにしよう!などユーモアのある台詞も多いが、劇中の前時代的なプロポーズの台詞「おまえは一生懸命家事をしろ。俺はうんと可愛がってやる」という、1955年の作品とはいえ笑ってしまうほどの男尊女卑があり、当時も珍しい女性監督作品としての意図に戸惑いを感じざるをえない。脚本は小津安二郎。その背景といきさつについては上映後のトークでの補完があってモヤモヤはある程度晴れた。しかしこれは副読本がいる特殊な重要作品。

夕方から行こうと思っていた拾得のライブは延期。

主催者・吉田省念の昨日からの体調不良・発熱及び濃厚接触の疑いから新型コロナウイルス感染拡大を考慮し本日の公演は延期する事となりました。

またこんど。

一日中雨。退勤後、金曜の夜は久しぶりに外食にしようとランテルナ(イタリアン)に行ったらすでに満席。近くの四川菜 恒徳居(中華)は空いていた。こちらも昼食時は人気店だが夜はそうでもないのだった。ビジネス街はこんなお店がちょくちょくあって飲食店の集客というのも読めないものである。お店はホール1名、調理場2名。客は我々2名のみだったので、頼んだ皿が速攻ででてくる。そのスピードにのせられてどんどん食べて飲み続けていたらすぐにお腹がいっぱいになってしまった。しかし滞在時間はまだ1時間ほど。ペースと雰囲気によってこれほど短縮されてしまうのかと、なかなか奇妙な体験だった。メニューは夜だけのものもあるし、味ももちろんおいしい。明日はひさしぶりに拾得へ。吉田省念と千葉広樹のライブ。

雨の予報は外れて快晴。もう暑い。昼は妻作のカルグクス。夜はプルゴギ。食後はテキーラを飲んだ。アルコール度数はテキーラもウォッカもウィスキーもおなじ40度と知る。すぐに酔っ払い、ぼんやりしながらメルカリで古着のジーンズを買い、妻は昔見たアニメ「レディ!!」の原作漫画を購入。

韓国語の授業へ行ったが施設の都合で臨時休校なのだった。帰りにやまやでテキーラを買う。人生で初めて買う一本目。テキーラは近所のスーパーには売っていないものだった。テキーラはコスパ最高(正しい使い方)。

クリーニングにだしていたスーツとダウンジャケットを回収。またまたメルカリで買い物。こんどはオールウェザーのスニーカー。

連休明けは朝から曇り一時雨。昼前にすこし出社すると女性従業員2名が社員の昼食(鍋)の準備をしていた。

昼食はカレー。大胆にもプルコギの残りを投入したもので、チャプチェやえのきがでてくる野性的な一皿。家庭的で微笑ましいとも言える。いつも寛容なカレーもさすがに戸惑っていた。

連休中に買ったレコードを聴き続け、夕方から外出。あたらしくできたセカンドストリートでだらだら物色した末、シャツを買う。妻はかばん。中古ならなんでも買えるな!。とご機嫌。

夕食は、じねん 鰻谷南通り店と決めていたが、満席で行列までできていたので断念。かわりに韓国で人気という近くの韓国料理屋へ。客層は若く、店内にはたくさんの大型ディスプレイが設置され、アイドルのライブ映像が流れる。その時点で場違いな気がしていたが、料理自体もそこに重心はない。韓国人が日本の食事を「塩辛い」と感じるような塩辛い韓国料理。おそらく現地でも同じ味と思われる。こういうものが韓国で流行っているのは意外な感じ。

昼は暑いが夜は冷える。半袖だと寒いくらい。

朝から京都へ。100000tで大量のレコードなどを売却し3.5万円。それから1万円分購入。やけにクラシックのレコードが充実していた。同じ建物内のワークショップでも2枚。大貫妙子のミニヨンがとてもたかくなっているのを知る(tictokで4:00 A.M.がつかわれたことがきっかけだとか)。中川イサトの話をしたら、店内にいた方からそれ有名な話やで!と反響があった。ほのぼのとしたアルバムからは感じられなかったこと。まだうまく信じられないくらい。

ほんとレコードを経由して誠光社へ。店主の新著を買いすこし雑談。すでにコンビニで飲んだビールで顔が赤かったので、もしかしたらコロナを疑われたかもしれないが、その勢いもあって「B’z聴いてました?」とか「何部刷ったんですか?」「コーヒーテーブルブックいい本でした」など、飾らない話を聞くことができた。

夜はpelgagで店主と10代の昔話をしながら飲み食い。出してもらったテキーラは舌の上にのせるとすぐに揮発し香りだけが残る強烈な飲み味でたのしい。

天気が良すぎてもう暑い。湿度がないのでまだすごしやすいが日差しは強くもうサングラスが必須の季節になった。