コロナ明けの初出社。俺は無敵モードなので寄ってこられても平気というか、自分から寄っていくくらいの勢い。社内でさえ、人と話すということに喜びを感じるところがある。この自粛生活に我慢できないほどの不満を感じているわけではないが、さすがにいくらかは抑圧されている。

佐川の営業所から荷物を発送。担当者は明らかにコロナ陽性に思えた。あの咳の症状はきっとそう。たとえ自宅療養期間であっても身体が動くなら出社してしまう人など、いくらでもいるのだろう。

ヤフオクで買ったジルサンダーのスウェット素材のジョガーパンツが届く。ユニクロ+Jとは一味違うディテイル、シルエットもきれいで自分にとっては少しだけレングスが長いものの満足。やはりこういう形は簡単にはつくれないからこそ高価なのだ。そんなハイブランドも古着なら手が届く。

今日も暑く、ずっと半袖のTシャツですごす。

妻は2度目のPCR検査。費用については気にしていなかったが19,000円もしたという。陽性が確定した患者はその後の検査が実費とは知らなかった。10分ででる検査の結果は残念ながら陽性で引き続き自宅療養をするしかない。陰性なら簡単に病院の診察を受けることができるが、陽性だとそうとう症化が悪化しないと病院の対面診察にはかかれない。ベッドが空いていても関係なし。保健所のジャッジはかなり厳しい。どうしようもない状況になったら保健所を通さず、直接救急車を呼んだほうがいい。とは保健所からのアドバイス。

建物工事による休講が一ヶ月ほど続いていた韓国語授業(対面)が再開。この間、先生も感染していたという。家が狭すぎるから家庭内隔離はしていませんでした。などと笑いを交える余裕があるくらいの軽症。じつはわたしもそうでした。とお互い近況報告。

自宅療養期間が終わってからの外出は、どんな環境であろうと俺は無敵感がすごい。妻の咳の症状はある程度やわらぎ一安心。明日かかりつけ医に電話して、PCR検査と薬を貰いに行く予定。

もう暑くて扇風機をだした。今年もあっという間に夏が来て、長く続くのだろうか。

買っただけで満足していたオリジナルラブの7インチボックスに針を落とす。久しぶりに再会した名曲群。ずいぶん聴き入ってしまいヴィーナスの歌詞を手元において読んでいた。

溢れる光に包まれて
僕達は影を見失った
過ぎ去った日々が
限りなく
鮮やかに
夕闇の空に
蘇る

THE VENUS
木原龍太郎 作詞/田島貴男 作曲

1993年当時のヒットソングとして出会っていたから、これを聞いていたのは中学生の頃か。オリジナルラブの音楽は10代にも届き響いていた。本当に大好きだったな。レンタル屋でカセットテープにダビングしていたのを思い出す。

新型コロナウィルス感染後に病院でもらった薬をやっと全部飲み終えた(すでにこれといった症状はなし)。明日から自己判断で公式に娑婆に出れる。きょうから仕事復帰(自宅勤務)。

妻は咳が止まらず鼻詰まりに痰ありとすぐれない。かかりつけ医に電話で相談するとレントゲン写真と入院をすすめられてしまう。ずいぶんおおごとになってしまうが未知のウィルスに対して余裕などあるわけもなし従うしかない。保健所への電話は案外すぐに繋がった。基本情報を伝える中で、延命治療についての判断もこの段階で求められるのが感染症というものなのか。「入院してしまうと会うことはできないので…」といわれると緊張感が高まる。念の為のレントゲン写真であり、あとは投薬の自宅療養で済みますように。

ヤフオク、メルカリ、ヤフオク、メルカリ。休みの間はそんなものばかりみていた。洋服に結構散財。店舗へ売りに出すレコードや本もかなり集めた。

藤野可織「おはなしして子ちゃん」を読み終える。高校のジャージを卒業後も部屋着として使っている人がけっこういたことを思い出す。

Twitter経由で中川イサトの訃報を知った。ライブは見たことなかったがレコードはよく聴いていて、自分の中の3週目のフォークブームで西岡恭蔵、金森幸介と共に知った音楽家だった(2週目は斉藤哲夫、野沢享司、加川良あたり)。
ギタリストとしての魅力はもちろんのこと日常的で親しみやすいKINTAの歌詞を歌うボーカルも魅力があり「お茶の時間」「1970年」「黄昏気分」はシンガーソングライターのレコードとして気に入っている。うちにあるのはオールインストのACOUSTIC SERENADEも含めた4枚と、プロデュース作の野沢恭司「FENDER BENDER」。またあの高速道路近くのアイスクリーム屋いこうかな。今度、吉祥寺へいったらボガにも寄りたい。

仕事への復帰は来週月曜日からにすると決めた。たまたま休んでいた日と合わせて療養期間は4月1日〜10日。
母親から救援物資が届く。ありがたい。

大阪市の住民は保健所から電話があった人のみ救援物資が送られるという。ショートメッセージで案内があったわれわれには何もくれない。パルスオキシメーターも自己申告しないといけない。枚方市にいる30代の同僚には救援物資が届いたというので、大阪市の組織弱体化が感じられる。

きょうから働こうかと思いきやまだぼんやりするので休むことに。咳による胸の痛みと、軽い吐き気。胃の調子が少し悪いような。峠は超えたが、いっそこのまま一週間休んでしまおうか。療養期間の4日以降は保険で日当の2/3が支給されるというし。

保健所からショートメッセージで送られてきたハーシスの登録依頼はスマートフォンで登録不可なのでは…という難易度。メールを転送してPCから済ませた。ついでにパルスオキシメーターも申請する。

園子温の性加害報道が出回る。冷たい熱帯魚、愛のむきだし、地獄でなぜ悪い。など、かつて観た映画は面白かったが。日本映画界のセクハラ・パワハラが話題になる中、黒沢清の評価が高まる。

朝、妻の携帯に病院から連絡があり、PCR検査の結果、陽性だったとのこと。

症状の悪化はないが、まだしばらく時間がかかりそう。いちばん気になるのは喉の痛みと咳。熱はない。ただ、妻は38度まで上がるときがあり昨夜も寝苦しそうにしていた。ワクチン接種の副反応対策に用意していた冷えピタが役に立っている。

会社にはしばらく有給で休むと連絡。