朝から健康診断。飲まず食わずででかけて人生はじめての胃カメラを体験する。まずはなんだかよくわからない液体を飲み、鼻に液体を噴射されたあと、薬が効き出すまで身構えながら待つ。カーテンの向こうからはウェ〜とえづき声があちこちから聞こえてきて地獄絵図。いちばんひどそうなのは50代すぎとおもわれるおじさん。相当苦しそうで看護師に「もう少しで終わるからね〜、がんばってね〜」となだめられていたが終わってみると、「前回より楽でした♪」といってみなずっこけていた。「腕が良かったんでしょうね!」と爽やかに言い残して去ったあと、後処理をしていた2人の看護師は「あんなふうにいってくるのはうれしいなあ。そんなん言う人、めったにないからなあ。はげみになるなあ」と、緊張感のある現場に和やかな時間が流れた。そして自分の番。手短な説明のあとに鼻から入る。やはり噂に聞いていたとおり気持ち悪く、えづく。少し痛みもある中、「一番しんどいところは過ぎましたからね〜」の一言はかなり有効に響いた。涙目になりながら耐える。「あと半分ですよ〜」と聞いたときの安堵感は大きいが、内視鏡が映す映像をみながら説明を受けるような気持ちにはなれず目を閉じながら聞いていたら「目は開けていいですよ〜」と言われて苦笑する。管が抜かれたあと、簡単に説明を受けて問題がないことを知らされた。ふらふらで病院を出ると外はサングラスがほしくなるほどの日差し。

電車に乗ってシネ・ヌーヴォへ。松竹メロドラマの系譜から「離愁」と「死者との結婚」の2本を鑑賞。どちらも名作。日曜日のシネ・ヌーヴォは人が多くておそれいった。座席は間隔があけられないほどで、ほぼ満席。
ホームセンターに電動ドライバーを返却し、子供連れと学生があつまるショッピングモールのフードコートでラーメンを食べる。この感じ久しぶり。帰りはてくてくコンビニでコーヒーを買いジャケットの内ポケットに忍ばせておいた人肌のポケットウィスキーを注ぐ。

いままで土日出勤平日休みをしていたが、自宅勤務になってからは通常通り土日休みにもどったので、週末の昼間の人の多さにとまどう。緊急事態宣言の緊張感などどこにもない市場の活気よ。マグロの解体ショーも盛り上がっている。にぎやかな雰囲気にのせられて、ふらふらと本マグロを買った。その他、鰤、せせり、豚バラやチーズ、ビーツなど。昼は寿司を握ってみたが難しい。寿司というよりおにぎりになった。鰤カマと一緒に食べる。夕方からはルービックレコードへ。中川イサトのACOUSTIC SERENADEを買った。大阪のレーベルによる自主制作盤らしくサイン入り。
ホームセンターでは柱や棚になる木材を購入。電動ドライバーのレンタルや配達の手続きをして、カットの作業を待っていたが、短くなったものなら持ち帰れるのではないか。と魔が差してしまい、キャンセルしたのが大失敗。重い、重すぎる。ふらふらしながら自転車を押して自宅まで一時間半。夕食はぶりしゃぶ。その後の棚作りは手際よくすすんで深夜に完成。よく働いた。

金曜日。退勤後、UNIQLO Uの目当てのコートが値下げになったのでを見に行ったらほしいサイズは欠品。オンラインショップには店舗在庫ありと出るので探してもらったがなし。路駐していた自転車は撤去される直前で危なかった。あのエリアは警告から撤去までは一瞬のよう。レッドボーンレコードとハンキーパンキーに寄って2枚購入。

木曜日。引き続き寒い。なにげない友人との雑談から「心理的安全性」という言葉がでてきて悩み事に少し触れた。組織が持つ価値観と態度の中で、内部の人間として働くためには仕事のスキルだけでは長くは続けられない。待遇には見えない合う合わないの部分。同業他社であってもその風土の違いは大きいというのは自分ごととしてもよくわかる。夕食はカレー。ジュンパ ラヒリ「停電の夜に」を再読。Jhumpa Lahiri、ঝুম্পা লাহিড়ী。小山高義 訳。

寒さが戻り、朝からかなり冷える。外は少し雪がちらつく。明るい間に外に出て買い出し。UNIQLO、danke、life、王将。水曜日は餃子が1人前無料。ヤフープレミアム会員を辞めたら、ヤフープレミアム会員向けのキャンペーンが始まって悩ましい。

実家に眠っていたVHSデータ化のためにVHSのビデオデッキ購入。それから先日の動画撮影データを編集。

午前は強い雨。夜は大葉とシーチキンのスパゲティとはちはちのパン、ワイン。VHSのテープをデータ化する方法について調べる。機材は6000円くらいですべてそろいそう。

実家にて妹夫婦と子に1年ぶりに会う。韓国での結婚式以来。鴨川であそんでいたら、近所のおじさんがフラフラしながら歩いていて途中でしゃがみ込んだので、声をかける。受け答えはできなくて震えていた。パーキンソン病になっているのを知る。コートがいらない暑い日。妹の夫に車で出町柳駅まで送ってもらって夕方に帰宅。

朝から実家の建て替えと仮住まいについて様子を見に京都へ。引っ越しの準備はまだすすんでいないようだったが、残すべきものはあまりないのかもしれない。そのほうがよい気がした。半年間の仮住まいの部屋は快適に人が住めるとは言えないところで動揺する。クリーニングの業者が仕事をしたあと、もういちど要確認。インターホンをつけに来た電気業者は小中学校の同級生だった。20年ぶりくらいの再開。夕方から本屋とレコード屋へ。誠光社、ほんとレコード、100000t、ワークショップ。夜はpelgagで撮影と食事。卒業アルバムをみながら話していたらもりあがりすぎて終電を逃し再び実家へ。宮城、福島で震度6強の地震。