9時起床。朝は”原弘と「僕達の新活版術」”を読む。昼からは芝川ビルへ。ショップをのぞきみするだけのつもりがつい買い物。なぜかベレー帽と皿を買った。それからシネ・ヌーヴォで大林宣彦監督作品「水の旅人 侍KIDS」を観る。体験的に懐かしい時代の映像だなと思っていたら公開は93年。スーパーファミコンの時代なのだ。原田知世ももう大人の先生になっていた。当時の売りであった最新技術でつくられた映像、一寸法師の視点で見たアクションはいま目新しくは映らなかったけれど、勇気・友情・勝利の成長物語から、自然賛美から環境破壊への批判まで、大味ながらあれもこれも盛り込んだ大作は大ヒット。おそらくそう振り返られることはないだろう当時のヒット映画。エンディングには自然愛好家の映像がうつしだされ、取ってつけたような中山美穂の歌が流れる。この軽薄な雰囲気は思い出すこともなかった懐かしさ。