ヤフオクで売れたプリメインアンプを発送しようと重い荷物を抱えて郵便局まで向かったが、なんということでしょう長野県への発送はいま荷物の受け付け停止中ですとのこと。そんなにも積雪がひどいとは。このあと映画館へいくつもりだったので、荷物を持って帰ると間に合わないという状況になってしまい、追い詰められてしまったが無理をいって荷物を預かってもらう。明日回収にあがりますが、それまでに集荷の再開になっていることを願う…。
再びシネ・ヌーヴォでジョージア映画祭へ。エルダル・シェンゲラヤ監督作品を2本。ともに客入りは上々。客層はいつもの古い日本映画とは明らかに違った。二本目の映画はソ連邦崩壊を予見した作品

カンヌ国際映画祭で歴史的名作ベスト20に選ばれた。若い作家が自作の小説を出版するために出版所を訪れる。そこの異星の住人のような職員の奇妙な姿をとおし、役人社会の現実を笑いと風刺で描いたエルダルの代表作。
ცისფერი მთები ანუ დაუჯერებელი ამბავი/Tsisperi mtebi anu daujerebeli ambavi
エルダル・シェンゲラヤ監督/1983年/カラー/95分

帰りは今年初の立ち飲み屋ではなくなったよしだで飲む。それから家で蟹もたべる。

ジョージア映画はおもしろい。火曜日の祝日も見に行くつもり。次はヌッツァゴゴベリゼ監督作品。

「過去なくして未来はない」(ジョージア・フィルムの標語)。「ジョージア映画祭2024」では、2022年に引き続きソ連邦時代のジョージア映画を特集する。政治体制の抑圧に屈することなく、人間と時代を描いたジョージア映画黄金期の作品が、戦争と暴力が世界を覆う今日、一層の輝きを帯びて蘇る。

ジョージア(サカルトヴェロ)映画は、この国の歴史ある民族文化と同じく、独自の存在感を世界に示してきた。それはポリフォニー(多声音楽)のように多彩な豊かさを内包し、古代から伝わるワインのように芳醇である。そしてスプラ(ジョージア式宴会)のように民族の魂を謳い、高揚させ、度重なる苦難のなかで人々の心を支えてきた。

ジョージア映画は奇妙な現象だ。特別であり、哲学的に軽妙で、洗練されていて、同時に子どものように純粋で無垢である。ここには私を不覚にも泣かせるすべてがある。
(フェデリコ・フェリーニ監督)

昼過ぎに起きて昨夜に引き続きぷららてんまへ。小茄子が安かった。一箱400円。しかしその他野菜は全体的に高くなったと思う。じゃがいもも一袋400円ですってよ。ピーアンドピーは予約の電話をいれたけれどもすでに遅し。食パンはなかった。残っている菓子パンはぜんぶ取り置いてもらった。
夕方からシネ・ヌーヴォでジョージア映画祭。エルダル・シェンゲラヤ監督の映画を2本。そのうちの一本、奇人たちは特に素晴らしい映画だった。この特集につけられていたキャッチコピー「自由、夢、人間」にふさわしい。

─映画の王国ジョージアから─
ソ連邦時代(1921-1991)に製作されたジョージア映画の全貌に迫る。政治体制による厳しい抑圧下、ユーモアとアイロニーを交え、人間と社会の真実を捉えた独創的な作品の数々。2024年は名匠エルダル・シェンゲラヤ監督、ラナ・ゴゴベリゼ監督の作品を中心に、ジョージア映画史に燦然と輝く名作を一挙上映する。

主催:ジョージア映画祭
企画・制作:はらだたけひで / 企画協力・日本語字幕:児島康宏 / 上映素材制作:大谷和之
共催:一般社団法人コミュニティシネマセンター
協力:ジョージア国立アーカイブ、ジョージア国立フィルムセンター、ジョージア・フィルム、ジョージア映画アカデミー
後援:在日ジョージア大使館

東京に引っ越した友人と久しぶりの再会。天神橋六丁目のラム肉屋で飲み食いした。客層は若め。お店の若い女性スタッフに「お兄さん」といわれるのが若干気恥ずかしい。さいきん気に入っている音楽の話などすると、好みの合う同世代ということなのだろう、近況を共有していなくても被ってしまう。柴田聡子のyour favorite thingsは確かにいいアルバムだね。俺は1枚。彼は2枚買っていた。酔っ払って、コメノハナまで歩いて日本酒を買い、自宅で二次会。

引き続き寒い。風も強い。マンションの外構アプローチの小川は凍っていた。退勤後はプールで泳ぐ。夕食は妻作韓国肉料理。セカストの買い取り20%アップキャンペーンを利用しようと思ったが、人気ブランドのみに限られていた。今度ライブにいくM.WARDのアルバムをサブスクで2枚聴いた。

ジムのエレベーターで一緒になったカップルの会話。
マシンジムはいっぱいやった。という男に、いっぱいって、そっちの意味!?と女。
たくさんトレーニングしたのではなく、人が多くてサボったとのこと。
日本語難しい。

妻がチェックしていたM. WARDのライブの予約をした。
寒波が到来し大阪でも吹雪いた。

退勤後、ジムで風呂だけ入って酒を飲んでからシネ・ヌーヴォへ。ゲームの規則 La regle du jeu(監督:ジャン・ルノワール)1939年。衣装はシャネル。映画史に残る古典。少し寝てしまった。チングはまたしても満席である。

【生誕130年記念 ジャン・ルノワール監督連続上映】
『ゲームの規則』『コルドリエ博士の遺言』『捕えられた伍長』
ゲームの規則

1939年/フランス/106分/La regle du jeu
◎監督・脚本:ジャン・ルノワール◎撮影:ジャン・パシュレ◎美術:ユージェーヌ・ルリエ◎衣装:ココ・シャネル◎編集:マルグリット・ルノワール◎音楽:ロジェ・デゾルミエール◎出演:マルセル・ダリオ、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ジャン・ルノワール、ミラ・パレリ、オデット・タラザク、ポーレット・デュボスト

公式HP→https://gamenokisoku4k.jp/

昼から再び京阪で京都へ。三条では六曜社でコーヒー豆と中古のコインケースとレコードを買い、地下鉄に乗って二条城前駅下車。歩いてギャラリーMONへ。いろいろな縁に導かれてこのクッションと出会う。夫婦ペアで買った。

MONでは、ファブリックレーベルPHAPHIC(ファフィック)初の展示『 Where are you from?』を 開催いたします。本展では、播州(兵庫)、備後(広島)産のファブリックを用いたPHAPHICオリジナルプロダクトを、京都在住のフォトグラファー・吉川幸宏氏が独自の視点で産地を切り取った写真とともに初めてお披露目いたします。

夜は実家近くのレドゥギャルソンで母と食事。食べすぎた。伊勢海老とオマール海老を食べた週末となった。

朝、血液検査の結果を聞きに谷町六丁目まで。特に気にしなくてもいいといわれ一安心。それからP&Bでパンを買いビッグビーンズでワインを買う。一旦帰宅してから再び買い出し。堺筋線で谷町九丁目で下車。ぷらら天満へ。伊勢海老と牡蠣とマッシュルームなど買い込む。生きた伊勢海老を背負って乗った阪急は雅洛でびっくりした。烏丸で乗り換えて北山で下車。実家で生きた伊勢海老を見て騒いだあと氷水につけて大人しくさせたあと、首をひねっと調理開始。アヒージョをつくってバゲットをたくさん食べ、酒を飲んだ。帰りは雨。

退勤後、ジムで風呂だけはいって映画館へ。コルドリエ博士の遺言(監督:ジャン・ルノワール)を観た。

それは神の領域に触れる禁断の実験。『ジキル博士とハイド氏』をルノワール流に大胆に翻案。「テレビ」「映画」「舞台」を交錯させた実験精神溢れる異端の作品!国内初上映!

当時、新たなメディアとして登場したテレビ向けの企画として製作された本作は、従来の映画とは違った演劇や舞台のスタイルを取り入れている。複数のカメラで同時に撮影する「マルチプルカメラ」の手法が採用され、ルノワールは俳優をカメラから解放しようと試みる。これにより俳優たちはカメラに向けて演技をするのではなく、自分のリズムとペースで演技をすることが可能となった。撮影前には入念なリハーサルが繰り返され、舞台演劇のように綿密な打ち合わせが行われた。ルノワールは50年代中盤から舞台演出も手がけており、「芝居でやった仕事から生まれた実験映画である」と本作について語っている。主演はマルセル・カルネの『天井桟敷の人々』(45)のジャン=ルイ・バロー。本作ではジキルとハイドをモチーフにした「コルドリエ博士」と「オパール」を見事に演じきり新境地を開拓。彼の優雅な身のこなしとダイナミックな演技は観るものを魅了する。ジャン=リュック・ゴダールとエリック・ロメールは本作をオールタイムベストの1本に挙げているほか、レオス・カラックスは2012年の『ホーリー・モーターズ』で本作のキャラクターにオマージュを捧げた「怪人メルド」を登場させている。

帰りに寄ろうと思ったチングは満席。またこんど。

朝から会社で撮影会。元役者はさすがカメラを向けると完璧な表情をつくる。その後補正とレイアウト。みな自分の顔のことになると興味津々。妻のプロフィール写真と自分のものもついでに撮影した。寒い日が続く。メルカリで売れたものを出荷。