夕食は中華鍋に小麦粉をまぶした豚肉を炒め、土ショウガ、にんにく、じゃがいもと玉ねぎをいれて最後にパセリ。これに合わせるのは絶対にビールだろう。というとき、ワインしかなかったとしても僕はそれを飲む。

数十年ぶりに「僕はこの瞳で嘘をつく」を聴いた。いまでもときどきCHAGE&ASKAの歌詞が降りてくる。それから「LOVE SONG」。
空気公団はライブでLOVE SONGをカヴァーしたことがあるそう。この曲は初めて手にしたcdsでもあった。13歳の頃、いいとおもったその感覚とは今も繋がれる。

夕食は鮭のカマを焼いて食べる。思った以上に塩が効いていたので皿に出したマヨネーズは手つかずで終わった。
立ち読みしていた本の中でオードリー・タンがレナード・コーエンのアンセムの歌詞を引いていた。

There is a crack, a crack in everything
That’s how the light gets in.
あらゆるものに裂け目はある。そこから光は差し込むのだ

ヴェンダース監督のperfect daysについてのインタビューで役所広司の演出はレナード・コーエンの僧侶時代の姿を参照したと知る。

「セカンド・スパンクハッピー・レトロスペクティヴ・前夜祭」 「2ND SPANK HAPPY|RETROSPECTIVE THE EVE OF FES」 菊地成孔、松永天馬(アーバンギャルド)、長田左右吉(電影と少年CQ prod)、ゆっきゅん(電影と少年CQ)他をたまたま観ていた。菊地成孔、今年で61歳!
ジムは軽い筋トレと2キロのランニング。体重は一時期は70キロを超えていたが、現在65キロ。
夕食はクミンと塩して焼きむした蕪と、ブルーチーズにオリオーブオイル、そして白ワイン。バゲット。この季節、大根関係激安。

2011.3.11から13年がたった。

遅めの起床。そして昨日仕込んでいた魚の刺し身を食べたり。家で飲んで食べて寝てを繰り返して1日が終わる。深夜少しだけ韓国語の勉強。3時就寝。

昼、久しぶりの天牛書店によって個人用と会社用の古書をたくさん買い込む。それからぷらら天満へ。八角があったので迷わず買う。あの個性的な見た目も一度食べたものからは美味しそうに見える。

夜は近所のイタリアン リルチェンテで妻の誕生日祝。食後はスタッフのかたとも話が盛り上がり楽しかった。マルサラという酒は初めて知った。また、リモンチェッロはアルコール度数が高いから凍らないということなど。

小津安二郎「お茶漬けの味(1952年)」の中で、酒を飲みながら親子ほどの年の離れた者と一緒に歌うシーンが2回あった。スーツを着た男同士がBARで、浴衣を着た四人の女が旅館で。いまだと動画ライブでもはじめるだろうか。
でてきぱきしたキレのいい会話はアップでの切り返しが多用されていた。セリフの魅力も相まって引き込まれる。
戦争経験がまだ色濃く残る時代。ラーメンを食べる若者も麺を噛み切り落としながら食べていてぎこちない。笠智衆も若い。

P&Bでパンを買う。店主にちょっと元気ない? と言われたが、いま小津安二郎の映画を観た帰りで、娘が嫁に行ってしまった父親の気持ちに浸ってるその余韻ですわ。と返す。

上司とカトゥールでカレーを食べていたら2Fの窓から同僚の姿が見えたので写真を撮って送り驚かせる。

怪我のため車椅子で東京の展示会に参加していた同僚だったが帰路は車。若いとはいえいろいろ消耗しただろうが、無茶のしわ寄せは本人だけですまないもの。そういうことを感る立場や年齢になった。

明日は休みなので朝10時からの映画チケットを取る。小津安二郎の特集上映から麥秋とお茶漬けの味。そして夜はウィルコのライブへ行く予定。東京でのライブも素晴らしかったようで楽しみ。

なんとなく気持ちが悪いと思いながらジムで運動もしていたが、就寝後吐き気がひどくゴミ袋を握りしめて夜を過ごす。寒気と吐きたいが吐けない苦しみ。胃腸炎なのだろう。

今日も映画。夕方からシネ・リーブル梅田へ。いつのまにか会場までのあの地下道がなくなっていたので心理的にも近くなった。観たのはノスタルジア(4K)(監督:アンドレイ・タルコフスキー)。美しい映像、とくにドリー撮影が印象的。
帰りはスーパーの割引品を色々買う。ひな祭りの恩恵でちらし寿司など。