大阪で友人の結婚パーティがあるので、それにあわせて有給申請。こんどは飛行機で帰省することにした。平日だと新幹線で帰るよりずっと安くで済む(空港までの交通費を含めても)。初めての茨城空港、神戸空港。

帰宅後、彼女の家で録画していた濱口竜介監督の初作品 PASSION(2008年)を観る。卒業生作品であるもののすでにハッピーアワーで表現されたあの作風は確立されていて作風に揺るぎはない。独白のような問い、乗り物ごしに移動する背景、早朝の街。

退勤後、近くのセブンイレブンでビールとコロッケを買い、同僚3人と店先でだらだら話す。寒いのによくやるな。と再び。

退勤後、近くのセブンイレブンでビールとコロッケを買い、同僚4人と店先でだらだら話す。寒いのによくやるな。

上手におでんがつくれた。最近、土生姜のすりおろしを少しいれるのがお気に入り。ストーブの上で温めながら食べる。

昼から笠間へ。乗り換えをのりすごしてしまい、岩間経由で1時間もかかってしまった。笠間のギャラリー門では思いがけず額賀章夫の展覧会があって、また一つ器を買った。今度は片口の小鉢。額賀章夫のことは京都の草星で知った作家。まさか本人の活動拠点までくることになるとは。また、以前この店で買ったシモヤユミコはかつて額賀章夫に師事していたことがあるという。見知らぬ土地で見つけた思いがけない結びつき。

風邪がやみあがりなので1日部屋で過ごす。行くつもりだったソウルインモーションにはいかず、外出はスーパーだけ。コーヒーメーカーの買い替えはサーモスの簡単なものにした。決めては保温力の高いポット。smart 7はさすがにマニアック過ぎる。それから壊れたCDプレイヤーをゆうパック着払いでハイファイ堂日本橋店へ送付。電話で修理内容を伝える際、住まいは近所でしたよね?といわれて覚えていてもらえたのはいいけれど、すこしせつなくなる。大阪の茨木ではないんです。

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」をこたつに入りながらみた。ああこういうことあったな…と、前職と前々職のことを思い出す。たとえば50代の営業が突然「ばかにするのもいい加減にしろ!」と誰にでもなく吠えだしたり。そばで聞いていた私もそれどころではなく完全無視。あれはまさに沈没寸前の客船。誰が泣こうが叫ぼうが気にするものなどいないのである。深夜3時だしな。夕食は、映画にでてきたレシピを参考にして作ったケッパー入りのトマトソース。

市川崑の青色革命を観る。かなり古い映画だなと思ってみたら、1953年のものだった。老いてからの文章でしかしらなかった沢村貞子がここではまだまだ若く、とても早口。Pierre BarouhVivre』の日本盤が届く。

寒い寒いといわれていた週末。たしかに寒い。関西よりも最低気温が五度低い。石油ストーブとエアコンを併用してすごす。しかし、そのうちやや気持ち悪くなってしまうのは石油ストーブの宿命。換気するのは寒いので、せめて換気扇はまわさないと。石原慎太郎「わが人生の時の人々」読了。60年代の最前線から放たれるメモワール。つまらないわけがない戦後文化史。