普段、外線電話対応をしている総務部一人欠員のため、おわらない電話対応の応援係に押しやられ消耗する日。質問内容の意味はわからないのだから新入社員のように狼狽えるばかり。電話番だけで一日分の神経がすりへる。デザインをする時間もないが、デスクも小さく環境としては劣悪。まわりの無理解とエゴに振り回され、先行きが不安になる。こんな環境がこれからの標準になるのか。うんざり。会議出席、印刷出稿2件。

転勤後初めての週末。目覚ましなしで七時に起きる。このあたりはあまりにも静かな住宅街なので、オーディオも自然と小さなボリュームになる。昼ご ろIKEAのカラックス到着。さっそく組み立てて、2つ横に並べる。

引越し後の初出勤。自転車でまよいながら40分。なれればだと30分くらいで済みそう。これはいい習慣になるかなと思ったけれど、夜は街灯がなく 暗くて危ない。恐る恐る自転車を漕いで帰る。

タクシーで十三から新大阪に向かう。ふたりいれば電車でいくより安い。朝食をとろうと、新大阪駅を歩いたが開いている店がなく、いかにもだめそう な古い喫茶店にはいると予想通りいかにもだめなモーニングトーストセットがでてきて躊躇なく残した。朝食の店は改札を抜けてから探せばよかったと後で知ったがもうここで朝を過ごすことはないだろう。

片道切符の新幹線で東京、常磐線で昼過ぎ水戸着。不動産屋から鍵をうけとり、市役所で転入届をすませ、引越しの荷物の引き取り。ガスの開栓立会。

大阪生活最後の日。引っ越しの荷物は最終的にダンボール120箱。引越し業者は3人でやってきた。積み込みは滞りなくあっさり終わる。彼らは勤務先の引っ越しと、従業員の引っ越しをまとめて受注しているので、この一週間の間に大阪水戸往復を2連続。この案件のリーダーは元トラックの長距離ドライバーと聞くが、それでもなかなかのハードスケジュールではないか。荷物を運んでもらっている間にガス会社がやってきて閉栓作業も終了。空っぽになった部屋の掃除も済ませたあと、15時に管理会社がやってきて、部屋のチェック。きれいにつかっていただいていますね。と言われたが、約1年半しか住んでいないのだから消耗するほどの時間もなかった。それでも壁紙の汚れを指摘され、修繕の費用の試算を緊張して待っていたが、思っていたよりずっと少額で助かった。敷金から5000円ほどのマイナスのみ。

昼食は部屋の向かいの中華料理屋shin-peiで。麻婆豆腐の定食もおいしかった。時間があまったので、となりのカフェにも行ってみたがこちらは内装がよいだけで、客層も含め今ひとつ。

どう考えても終日雨という雨雲の動き。大阪との別れを惜しみながら街を歩くこともなく、地下に降りて電車に乗って十三下車。ラブホテル街を抜けたところにあるホテルへチェックイン。窓からはラブホテルに出入りする男女がよくみえる。7000円の部屋は臭くて不快だった。十三の夜。