昼からなんばへ。妻の海外出張に備えて無料のPCR検査を受ける。雑居ビルの一室。検査は韓国人スタッフが一人で対応していたが、もうそれで十分捌ける程度の検査数なのだろう。こんかいは鼻に棒を入れるのではなく、唾液を採取するタイプ。なんなく簡単に終えアンニョンヒケセヨ〜を披露して去る。
道頓堀はひさしぶりに人がもどってきていた。橋の上から満席の道頓堀クルーズに手を振って見送る。コンビにでビールを買い、軽く酔っ払いながらウィンズ難波で安田記念などを適当に買いすべて外す。ギャンブラーたちは意外とみな静かにレースを見ていた。

遅めの食事は骨付鳥 一鶴で。ホストクラブ街でもある宗右衛門町という立地ということもあり、近くの客の会話が面白い。赤裸々で無防備で遠慮がない。あきらかに水商売系の若い女二人組は食後にテイクアウトの注文をした後、やや唐突に「お兄さん男前やな!」とかます。男も笑って余裕で答えるあたりさすがである。多店舗展開する骨付鳥 一鶴とはいえ、ここにはここだけの生き方があるのだ。