電車とバスを乗り継いで、あみプレミアム・アウトレットへ。辺鄙な場所だけあってとても広い。最寄り駅から20分の道程は送迎バスに乗っていることに違和感があるほど。このへんにすんでるとここはアウトレットモールというより、ただただショッピングモールであり、プレミアムの冠も比較するものがないのだから乗せるものがない。

日が暮れてもモール内は明るく、いままで当然のように思っていたことが茨城ではとてもありがたい。暗くなってもまだ活気があることにも。ショップはすべて見て回ったが、結局食べものにだけ金使った。

帰宅後ヤクザと憲法を観る。見慣れた大阪の街並みがなつかしい。

予定なしで迎えた三連休。休むのにも飽きて、出かけようとおもったけれど行くところもない。部屋にいても寒い。気温は関西よりも5度は低い。茨城にすんで半年、そろそろ行き詰まり感が強まってきた。失業中でもないのになんという閉塞感。何かにすがるような思いで、近所のリサイクルショップまで歩いていく。

写真入り名刺作成のため、朝から全社員の撮影をする。指定通りの衣装できてくれてよかった。なんらかの話をしながら撮りまくる。衣服や髪型の乱れよりも、姿勢のチェックが難しい。真っ直ぐ立つというのはおもったよりも難しい。けっこう気を使う。

元同僚、いまは友人の韓国人と合流し、3人で新大久保の韓国中華を食べながら新年会。一月前に会ったばかりなので特に目新しい話はないが、このエリアはまるで韓国なので、日本人は少数派であるというか、韓国旅行に来ているような気分。大阪鶴橋とはまた違った趣なのは、飲食以外のショップも多いから。新大久保から、歌舞伎町、新宿を歩いてまわる。居酒屋、ラブホテル、ホストクラブをとおりぬけ、ロボットレストランの前では写真だけ撮った。新宿ではディスクユニオンめぐり。重くなった荷物はすべて郵送。送料は540円で梱包込みとは知らなかった。なんて安くて便利なサービスなんだ。

 
就寝後、深夜に震度4。茨城水戸から新年のごあいさつ。

あさ9時からの映画「愛と哀しみのボレロ」を観るために6時に起きて柏のキネマ旬報シアターへ。監督クロード・ルルーシュ、音楽ミッシェル・ルグランとフランシス・レイ。フランスの重鎮集合。年末にピエールバルーが亡くなったこともこの映画をみたくなったきっかけだった。上映は3時間というので、途中で寝てしまうのではないかと思っていたが、最後まで起きていた。感動していた。年始の正月休みに観るにふさわしい歴史大作。強く生きなくてはいけない理由なんていくらでもあるのだ。

映画のあとは柏の駅の周りをぶらぶら歩く。水戸にはない街の活気。飲食店の客層もまるで違う。

帰りは、電車の行先を間違えてしまい東京泊が決定。赤坂と赤塚は似ている。上野泊。

 

元旦深夜。ふとんの中で除夜の鐘を聞く。このあたりは静かな静かな住宅街。遠く遠くから響いてくる。

予報通り朝から一日雨。ありもので適当につくったトマトスープは失敗。図書館で借りた、中山康樹 ローリング・ストーンズを聴け!を読みおえる。ブライアン・ジョーンズとジャック・ニッチェの役割や、オリジナルメンバーだったことさえしらなかったイアン・スチュアートの存在感などを知る。そして初期のEPはUK盤で聴いてみたい。ロンドン時代のシングル集にも興味が湧く。

夕方、食材を買いに外に出かけたが、もう真っ暗で人気はなく、最寄りのスーパーも活気がない。なんだか気落ちする。冬はほんとうに引きこもりになってしまいそうだ。