日曜出勤。昼食はピリ辛ナポリタン。薄く切ったソーセージと玉ねぎ、そして多めの韓国唐辛子で炒めてトマト缶を投入。ボロネーゼとは違ってトマトの酸味が鮮やかである。トマトの缶詰は本当にやすくて便利だ。退勤後、クーポンを使って餃子を3人前買って帰る。明日は休み。

土曜出勤。昼はミートスパゲティ、夜はハンバーグ。夜、個人用の年賀状のデザインと印刷を済ませた。四方田犬彦「大好きな韓国」を読み終える。もちろん表題は隠れ蓑であり、中身はもっと面白い。

カカオティエゴカンのケーキを食べてメリークリスマス。小林紀晴「愛のかたち」を読み終えた。最初に気になったのは書店で立ち読みしたときに知ったクリスティーネが美しいというだけだったが、写真集を手にする前に古屋誠一について一気に興味が湧いた。そして決定的な一文。

ぼくはヨーロッパに行って彼女(クリスティーネ)に会う前に、二、三人知り合った女性がいるんですけど、全員あとで精神科病院に入っているのね。だからぼく自身がそういう人を求めている、そういう美しいと思う何かが、あるような気がする。

写真家から観た古屋については写真論としてもおもしろい。

振替休日。雨の中外出。ハンキーパンキーで2枚購入したものを帰って聞いてすぐに聞いたがいまひとつで、売却用の袋に詰める。試聴ができない店は辛い。かといって、お店の中でスマホをいじるのは未だ気が引けるものがある。世田谷ピンポンズの書籍「東京なんて夢ばかり」を読了。

昼休みに近所の帽子を買う。お互い買うものがあったので、これにてクリスマスプレゼント交換ということにする。3時間半におよぶ立ちっぱなしの会議を終え、退勤後はシネ・ヌーヴォで映画「ひと夏のファンタジア」をやっと観る。予告編からイメージしていた作品とは違ったがすごくいい。盛りだくさんの映像手法も気を引くが、出演者のキムセビョク、岩瀬亮、廃れゆく村の住民の、まるで自分のことを話すかのような演技はどうやってつくられたのだろう。感想を語りながら自転車をおして歩いて帰宅。

はじめてのぼんじりの調理。You Tubeで動画をみればすぐにできるようなことではあるが、ストローのような羽の根をピンセットで抜いたり三角と呼ばれる油壺を切り取ったりと細かい作業である。油壷は雨の日にも羽ばたけるようにオイルコーティングするためにあるという。いろいろと好奇心をあおられる部位。手間はかかるがやすいので可愛げがある。
鰤しゃぶの出汁で雑炊をつくったらさぞうまかろうとおもったが、出汁はあまりでていない。残念ながらわりとふつう。
田口史人の「レコードと暮らし」読了。音盤紹介の物量を経てのエピローグが圧巻。

振替休日の月曜日。遅めに起きたので昼から外出。天牛堺書店では昔さがしていたsam haskinsの写真集 five girlsが格安で売っていたので即購入。cowboy kate、november girlにつづいて3冊目。ぷらら天満では鰤、牡蠣、鯵、テール(ぼんじり)、せせり、など買い込む。時間が遅いと自営業の飲食店の買い出しの人は減り、客層はふつうのスーパーに近い。常連の飲食関係と思われる人が「私のまわりコロナ感染した人おおいけど、みんな治った。味覚も戻ってきた。そんな気にせんでもええで!」と言いまわっているのが不気味。

帰宅して鯵を捌く。氷見産というので期待したが、身に触れてみると張りがいまいちで、味もすこし生臭みがある。目は青かったがそれだけで結論がだせるほどあまくないよう。単純に値段に比例するといえばそうなのだけど。たしかに今回は若干やすかった。鰤は脂が乗っていておいしい。焼いたブリカマとハラミはあぶらが滴る。しゃぶしゃぶもおいしい。福岡の春菊の残留農薬問題で引き続き野菜の値段が暴落。箱買いしたサラダ菜を近所の友人におすそ分けする。ついでに韓国のりと鰤の切り身も。玄関前で日本酒をついでもらいお土産にと柿をいただく。。

日曜日。自転車通勤は寒いが、歩いているとそうでもない。退勤後は大阪城を散歩して帰宅。ライトアップイベントが行われていたが入場料が1500円だったので断念。高台から眺めた。家の近所にたくさんのカフェがあることを知った。歩かないとわからないことは多い。

cakesとnoteの退会。ともに課金もしたことがあるサービスだったが。


手袋を忘れると寒い。軽くしもやけて指がむくむ。職場ではpremiereの作業も少し効率的にすすめることができるようになった。昨日出たばかりの新譜McCartney IIIをAppleMusicできく。初聞きした感じ突出した曲がなく強く残らなかったため、フィジカルは買わなくてもいいかなと思ったが、繰り返し聞いてみたくなるものがあり3回連続で聞いた。

夕食は餃子チゲ。酸味のあるキムチと、ミートソースの残りと、火鍋スープの元をいれたエキゾチックな味。最後にはパクチーをのせて。
吉田省念と100000tのサイト更新。

市場への買い出しや新規の料理をしない振替休日。出社する妻に幸福そうだねと言われるほど顔にでていた。昼から自転車で外出。パンを買いに南堀江P&B、それから日本橋ルービックレコード。500円コーナーに新しいものがたくさんあったので10枚以上買い込む。自分以外の客も熱心にみており、活気がある。この店はレア盤からバーゲン品まで回転が早いが、一人でこの面積を管理するのはかなりの仕事量だとおもう。よく働く。常連との会計の際には、「前回間違えて、お金を多くもらいすぎていました。すいません〜〜」と話していた。なんて誠実なんだと感心する。

心斎橋DANKEで休憩。昔はコーヒー1杯で粘ったものだが、いまはさっと飲んで帰る。いちおう本も持ち歩いていたが、やはり外では読めない。持ち帰りの豆も200g購入。うち100gは挽いてもらう。ついでに寄ったハンキーパンキーのビルは改装工事中。階段に奥行きがあるように見せる鏡が設置されて派手になっていた。

夜、植本一子「家族最後の日」を読み終えた。何事にも率直で勢いがあり、なにか取り憑かれたような、自分のどうしようもない感性に向き合い苦しむ姿は、包み隠すところがない分、読み手の感情を揺さぶる。写真家の文章らしいというか、そのときにしかかけないであろう鮮度。もういちど読み返したいとはすぐに思えないが、新作が出たらまた読みたい。