深夜、東北で大きな地震が起こる。宮城・福島で震度6強。東京でも停電発生。二度目の揺れが大きかったという。大阪は揺れなし。
退勤後、ディスクユニオンへ店舗取り置きしていたCOLIN BLUNSTONE / ONE YEARをとりにいく。そして中古レコードを4枚ついで買い。八時半からeisakuのzoomストレッチ。夕食は缶ビール2本とチョンガキムチ、韓国のり、スルメ。

メルカリで買った90年代のレプリカジーンズが届く。ヴィンテージのディテイルが満載のモデルで、尾錠や股下リベット、ポケット裏の隠しリベットなどがついている。そしてこの太いシルエットが懐かしい。むやみやたらにインチアップしてロールアップして履いていた当時とは違い、ジャストサイズを選んだ。

先日買ったばかりの箸の使い心地はいい感じ。固くて細長くて軽いので、先端まで神経が行き届く。3回目のワクチン接種の予約と有給申請を済ませる。

zoom会議中、ずれたことを言った相手に対して、「理解できないです」とはっきりいった営業は、なかなかできる人なのだろう。

退勤後、歯医者の定期検診に行ったら前歯に虫歯ができていてショックをうける。いちばん磨きやすい場所なのに。治療は2週間後。そしてまた歯科衛生士が変わった。主治医の先生も転職したという。この歯医者、内部でなにかよくないことが起こっているに違いない。

メルカリでまたまたジーンズ購入。10代のころ(90年代後半)3万円くらいで新品が売られていたモデルで、高くて買えなかったものがいまや古着だと3,500円なのだから安すぎる。

朝食はたまたまホテルの前にあった人気のラーメン店「座銀」で。開店直後でもすでに店内は満席ですぐに行列ができるくらいだったので期待していたが待っている間にみえる食後のお客さんの顔はそれほど満足そうでもない。なにか疑いをいだいてしまったがなるほど味より見た目がおもしろいという印象で味に感動はない。内装や調理器具の選び方、見せ方には工夫があって、電子レンジは見えないように囲いがしてあったり、赤い使い捨てのお手拭きを選んでいたりと感心するところは多い。

リケリケ、ジャンクショップ、vivovaなどうろうろしながら買い物。それから木馬でテキーラサンライズをのみ、休憩して会計を終えた後に壁に飾ってある錚々たる映画監督のサインの中から、キアロスタミ監督のサインについて伺うと当時の写真や話をきかせてもらった。お店のサイトにも同じことが書かれていた。

私はあまり映画を見ないのですが、キアロスタミ監督の「オリーブの林をぬけて」とか「友だちのうちはどこ?」とかは見てました。イランも1990年に3万人以上もの方が命を落とした地震があり、1996年秋の神戸の復興もまだまだという時期に、大震災で傷を負った神戸には行かなくてはならない、と肋骨を骨折中にもかかわらず、来てくださったような記憶があります。

イランが地震発生が最も多い国の1つであることを知る。アッパス・キアロスタミ監督の映画はちょうどいま特集映画上映をしていて「桜桃の味」はシネ・ヌーヴォで観たばかり。

家で使うお箸はセレクトショップでは見つからなくて、結局大丸の特別展でやっていた「伝統の技 手仕事展」で買うという斜め上の選択をした。一膳5,500円。どやすごいやろ。しゃもじも5,000円。とても密度の高い木でつくられたもので手荒に扱ってもいいとのこと。手仕事展は古風な伝統芸術という枠を超えた商品も多く、はじめてみた刺し子の服はハイファッションとしての衣装の風格。値段も30万〜と高級品ではあるが、わりとのんびりした雰囲気だったのであれもこれも試着させてもらいあれこれ話を聞く。大分の工房でつくられていて若いスタッフも多く書籍の写真やデザインもすぐれていた。

夕食はひょうたんへ。めずらしく行列はなくすぐに入店。がっつり餃子8人前とビールを注文し満腹になる。周りのお客さんはわりと少量を食べていて地元の人にとってはおやつか2軒目の締めなのかもしれない。

神戸へ。BE KOBEのモニュメントをはじめて観た。観光名所というより、地元の人にとっての憩いの場所なのだろう。みななんとはなしにぼんやりしていて、ものすごく穏やかな雰囲気だただよう。

元町映画館で関西初上映の「三度目の、正直」の鑑賞。舞台挨拶もあって会場満席。ハッピーアワーの関係者が大集合でうれしい。

いまはホテルが安いので一泊してゆったり過ごす。夜、開いている店はないが、最寄りのコンビニの酒の品揃えが酒屋並で、兼八や佐藤、魔王までラインナップ。どうなってるんだ。

振替休日。朝から京都へ。美容室のあとはクロアでパンを買い込みSAKE CUBEで酒を買い込み、飲み歩きすっかり酔っ払った状態で100000tとworkshopへ。大阪から運んだレコード、CD、本を売却。合計15,000円。それからyamahonで陶芸家 山田洋次の作品展初日。ご本人とも話ながら器を3点買う。すぐに料理が浮かぶものもあったが、そうでもないものについて、何をのせて使うものですかときいてみたら、「ん〜からあげ?」「あ〜炒飯かな」と、とても気さくなお返事をいただく。陶芸家のプロフィール写真はたいていハイコントラストなものが多くやけにシリアスな傾向があるが、実際話してみるとおおらかな人柄を感じることが多い。本とレコードでもレコード購入。誠光社でも1万円以上購入して送料サービスでもろもろ送ってもらう。20時からモンタージュで
「子供の情景」仲道祐子 piano

R.シューマン:子供の情景 op.15
F.メンデルスゾーン:
・ロンド・カプリチオーソ op.14
・厳粛な変奏曲 op.54、ほか

微弱な地震があったというが気づかなかった。3.11から11年。

明日は振替休日。急遽、神戸旅行を決める。今は休前日の宿泊でも安い。『三度目の、正直』舞台挨拶を見に行くのがメインイベント。初めての元町映画館。
先週買って冷凍しておいた鶏ガラでスープを煮込む。袋を開けると3羽分もあって驚いた。250円くらいだったような…。鶏ガラの汚れを洗い流し、熱湯をかけてからもさらに洗い流し、ニンニクと生姜とネギを入れて煮込むとすぐに美味しそうな匂いが部屋に充満してくる。今夜は雑炊。余ったスープは製氷皿にいれて冷凍するのが使いやすくてよいとのこと。

朝から夕方まで長居の住宅街の中にある倉庫で撮影。あたりは低階層マンションが並び、みなベランダで洗濯物を干している。ベッドタウンのファミリー世帯の趣。近くには長居公園やヤンマースタジアム長居がある。昼食の選択肢は国道沿いのチェーン店のみ。大阪王将で餃子3人前を食べる。

移動の車中、歳の差が最大20年ほどある三人が共有できた話題はレトロゲームのスペランカーだった。そこまでの影響力をもったのはもちろん「エレベーターから降りそびれるだけで死ぬ」から。本当に何度も死んだ。何度もトライし、何度も死んだ。家庭用ゲーム黎明期のゲームは謎の難易度、価値観を持つ個性的なものが多く思い出されるが、そんなスペランカーのゲーム生命は長く、いまでもスクエニから続編がでているという。

夜、家を空ける必要がでたので、急遽ディスクユニオン、らーめん砦、シネ・ヌーヴォというコースで遊びに出ることを思いつく。すべて自転車圏内というのが今住んでいる場所の良さ。観た映画は、桜桃の味(監督: アッパス・キアロスタミ)Abbas Kiarostami。初めて知ったイランの監督だったが、平日の最終上映にもかかわらず客入りは上々。

現在の大阪はまん延防止等重点措置区域。ただしもう20時以降も開けている店も増えてきた。客も多い。

ようやく花粉症がはじまった。まだ症状は軽いが。