細野晴臣のMEDICINE COMPILATION from the Quiet Lodge(1993年)をくり返し聴く。いままで意識することもなかったが、apple musicで一聴してすぐに気に入りフィジカルも欲しくなった。AIWOIWAIAOUがすごくおもしろい。ダークな一面もみせたアルバム。

話題のclubhouseの招待がきて、岡山の友人とひさしぶりに話す。それから長崎の友人と。旧友と話すきっかけにはなったが、使い方はまだよくわかっていない。自宅勤務後、サンドイッチをつくりワインボトルのコルクを抜き、豪快に飲み歩きながら心斎橋シネマートへ。上映作品はデヴィッド・クローネンバーグの『クラッシュ 4K無修正版』。カーセックスと自動車事故に性的快感を覚えるという人たちだけが登場する奇妙な映画。その性癖は異常ではなく共通認識として設定されていて、意図的な自動車事故にも誰も怖がったりしない。そのトーンで描かれる映像は、血が流れ肉が裂けても取り乱して叫ぶことなく、彼らはただ静かに喜びに震える。焦点は性でも肉体的破壊でもない内面の心理描写にあり、意外と陶酔してしまう。映画館を出て20時。閉店間際のダンケでコーヒー豆を200g買い、ユニクロで安売りになっていた靴下を2足買う。営業している居酒屋がほぼない中、コンビニ前では路上で酒を飲んでいる人が多くて可笑しい。

自宅勤務退勤後、メルカリ発送のついでにドラッグストアとリカーショップと王将へ。昼食は3日連続のミートスパゲティ。夜はサバの干物と餃子、ポテトサラダ、パクチーと卵の中華スープ、ミッパンチャン、ごはん。アジアフュージョン。

2003年から契約していた(!)ヤフーのプレミアム会員から退会。かつて毎日のようにヤフオクで出品落札していたが、もうすっかりメルカリでこまごました取引をするばかり。そしてDマガジンを再契約。活躍しそびれていたiPadの出番です。夕食は鰤のアラの味噌汁とご飯などで簡単にすませる。

振替休日。自宅で一日を過ごす。昼はミートスパゲティ。夜は鰤しゃぶ。ミル貝もさばいた。そとは夕方から雨。
ビルボード・ナンバー1ヒット(1955-1970/1971-1985)を読み続けていた。エルヴィス、ビートルズ、シュープリームスのすごさがよくわかる。全曲1ページをつかったレイアウトなので曲の詳細もたっぷり。初めて知ること多々。60年代のレコードばかり聴いた。

シネ・ヌーヴォで現代アートハウス入門第2夜。ヴィターリー・カネフスキー監督の「動くな、死ね、甦れ!」を観る。トークは山下敦弘と夏帆。映画の舞台は第二次大戦直後のロシア。収容地帯と化した炭鉱町に暮らす少年ワレルカ。無垢な魂を持て余し、不良ぶっては度々騒動を起こす彼を、いつも守護天使のよう救ってくれる幼なじみの少女ガリーヤ。1989年のモノクロ映画は面白かったが、その後のトークが絶望的な内容の無さで帰り道はその批判で映画以上に大いに盛り上がった。彼らは映画が好きで映画を作り始めたというタイプではないのだろう。昨日の濱口竜介、三宅唱、三浦哲哉のシネフィルとは映画への接し方が違いすぎる。成功した音楽家でも他人の音楽を聴かないというタイプは多いが、彼らもまさにそれで、このアートハウス(ミニシアター)で映画を観ることの魅力を語る場にはまったく向いていない。決定的なのは山下監督による「自宅と映画館の違いはモニタのサイズの大きさと観客の有無」という発言。こんなに無神経な人も珍しいのではないか。きょうの司会者はカネフスキー監督にインタビューをしたこともあるらしく、遅咲きのデビューになった経緯を説明してくれたこともあり、彼女の話をもっとききたかった。
しかし今回のキャスティングが無謀だったとはいいきれないの根深いところで、ミニシアターの上映からキャリアを積み、10代の少年少女を演出することが多い作風の監督と、上映作品で主演した少年ワレルカと同じ年でデビューした夏帆からきっと面白い話が引き出せるだろうと考えた選者には確かな根拠はあった。ただしそれが本人たちには届かない。本題に入るまえに前フリをしていたのも関わらず聞いていない。せっかくのお膳立てをすべて無に帰す二人。この断絶には周囲の関係者は頭を抱えただろう。観客は苦笑と失笑と心配をするしかない。司会者の積極的なイニシアチブが求められたが、おそらく遠慮があったのだろう。もし軌道修正を試みれば自分がすべて話すことになってしまう。という心理も慮れる。とにかく登壇者がふたりがそろいもそろって映画と映画館について語る言葉を持たず、上映作品とは関係のない内輪話をする二人にはあきれた。途中、席を立つ人もちらほらいたが当然だろう。

どんなに売れっ子になって忙しくなっても、登壇する以上、選出された理由を理解しよう。意図を踏まえたうえで発言しよう。人の話はちゃんと聞こう。と自分への戒めとして受け止めた一夜。…濃いイベント、6夜までつづく。

シネ・ヌーヴォで現代アートハウス入門第1夜。ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき El espíritu de la colmena(1973年)」を観る。トークは濱口竜介、三宅唱、三浦哲哉。

この企画が始まる前から映画研究会をやっていた三人。作り手でありながら批評家でもあり、なにより映画を愛してやまないということがすぐに伝わってきて感動する。やっぱり来てよかった。ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちのようなシネフィルの真剣な60分のトーク。濱口監督は上映中寝てしまったというが、彼は寝ながら映画を見ることができる人。目が覚めて、覚醒した時間に見たものがよかったらそれでいいんです。わたしも寝ました。

学生時代、これと決めた特集上映に日参してはその晩、映画日記をつけたり、友人と朝まで長話をした。
そうやって何度も反芻したあの場面やあのカットに今でもふと救われたり、悩まされている。
三宅唱

自宅勤務終了後、シネ・ヌーヴォへ。野村芳太郎の遺作「危険な女達」を観る。アガサクリスティー原作の推理物ではあるが、神妙にみるよりもニヤニヤしながらファッションや音楽を楽しむべき一作。80年代のエッセンスがつまっている。映画の紹介テキストに音楽のクレジットはなかったが、主題歌は細野晴臣(多分音源化はされていない名曲)。そして危険な女達のひとり、池上季実子が大林宣彦監督作品「HOUSE」に出演していたオシャレだと知った。

自宅勤務なので天気がよくても恩恵を受けるところは少ないが、いい天気。夜はeisakuのzoomストレッチ1時間。

振替休日。午前は家で過ごし、15時から自転車で外出。caloによったあと、パリアッシュへ。入り口から人の気配がせず、もしかして…と半笑いで入店したら、それを見てかレジのスタッフが笑顔で「すいません全部売り切れてしまいました〜〜。残りこの1点のみです。3色3種の食感が楽しめるパンです!」。という愛嬌のある案内を受け、つられて笑う。これまでよりも売り切れる時間が早まっている。コロナ禍でパンの需要は高まっているよう。タカムラは水曜定休だったためビッグビーンズでワインなど買い込む。やはりここは客層が違うな。

昼は袋破れのため100円で売っていたペンネ。4食に分けて使い切った。満足なお買い得商品だった。夜はハンバーグ。少しつなぎをいれたのでいつもと違う味わい。卵を入れると結構かわる。きれいに焼けた。ヤフオクで写真集を2冊購入!